ガイア・ギアコミュのガンダムユニコーン

今をときめく福井晴敏氏による新作ガンダム…ということで大いに話題になっている『機動戦士ガンダムユニコーン』ですが。
「ガンダムエース」07年３月号に掲載された設定を見ると、どうやら“袖付き”という組織は、他ならぬ新生ネオ・ジオン軍（シャア艦隊）を正統に受け継いだ存在であるようです（サイコ・フレームの備蓄がある）。
こうなると、俄然『ガイア・ギア』との関連が気になってきます。

U.C.0110にゾーリン・ソールを開発し、U.C.0152にダイクン家の細胞を使ってシャア再生計画を立案したズィー・オーガニゼイション（Ｚ機関＝メタトロン）も、当然新生ネオ・ジオン軍と関わりが深いと思えます。
一方で、小説ではＺ機関について
「スペースコロニー開拓時代の尖兵となった人々が糾合して成立した組織」
「中枢となって働くのはシャアの理想に共感する人々」
「さらにその細部は『シャア・コンテニュー・オペレーション』を実践したグループ」
「ジオン公国とは関係ない」
「純粋にシャア・アズナブルの意思を再現して、次の良き世紀を構築する夢にとりつかれた人々」
という表記もありまして、単純に新生ネオ・ジオン＝Ｚ機関そのものというわけでもなさそうだとわかります。

もしかしたら、ネオ・ジオン軍は第２次ネオ・ジオン抗争後、武闘派の“袖付き”、スウィート・ウォーターを根拠地とする穏健派のＺ機関、そしてその他（ゼブラゾーンへの逃亡民）といった形で組織が枝分かれしていったのかも知れませんね。

『ユニコーン』がブッホ・コンツェルンだけでなく、エグムやNSP、EARM、そしてＺ機関についても触れてくれると大変嬉しいんですが。
まずあり得ない…というか福井氏『ガイア・ギア』なんて知らないだろうな…（＾＾；