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Paradis Guitarsコミュの番外編「BirdfishGuitar]

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縁あって、TeuffelGuitar製のBirdfishを入手することが出来ました。Serial#61の初期ロット品です。Headlessネックという構造は、Steinberger方式とは違い、DoubleBall弦を必要としないタイプですが、ヘッド側で弦をクランプする構造となっています。ボールエンドをヘッド側で支持するParadisとは逆の構造となっています。

Steinberger、Paradis、Birdfishと三種類のHeadlessネックのギターを比較すると、同様な形態にもかかわらずチューニングシステムが三者三様なのは面白い傾向です。デザイン的に好みの分かれるギター達ですが、ヘッドが軽い分重量バランスに優れ、形のラディカルさに反比例した素直な出音が特徴です。

http://www.teuffelguitars.de/about/index_e.html

コメント(12)

PU周りの画像です。PUは5種類用意されていて取り替えが可能。ボディー中心にあるステンレスレール上をスライドさせて搭載位置及び、角度の調整が出来ます。
5種類のPUは、SingleCoil*2、HamCoil*3という構成で、それぞれ、裏に「L」、「R」、「・」、「‥」、「…」と白いペイントで書いてあります。L/R はシングルコイルで、巻き方向が異なります。よって、ハーフトーン接続で使用すると、ハムキャンセル出来るという仕掛けです。Rの方が若干出力が大きいらしいです。ドットはハムキャンセルコイルで、ドットの数が出力を表しています。サウンドキャラクターは、「・」は素直な感じ。「‥」はパワーがありつつワイドレンジな音色です。「…」はハイパワーですが、ピックアップ製作の定石通り、ハイ落ちの激しいナローレンジな印象を持ちました。
各PUにはミニジャック端子が実装されていてそこからスイッチボックスまで接続することになります。

ピックアップの種類、その搭載位置というパラメーターはギターの音色を決定する2つの要素といえます。

写真3は「レゾネーター」といってギターの音色を決定する3つめの要素です。ギターのブリッジとネックがマウントされているキャスト製の構造体を繋ぐ木製の丸木状のパーツで、この材質によってギターボディーの共振状態をプログラムするわけです。青いレゾネーターはアッシュ製、赤いモノはメイプル製です。アッシュ製の方が軽くてヌケの良い音がするようです。メイプル製の方はより分厚い音になりまり、こちらはロック向きという感じでしょうか。

余ったPU、およびレゾネーターはバッグ側面のポケットに収納します。
バッグが可愛いです。でも見方によると、ゴルゴな装備かも、、、。(汗)
魚のしっぽがレッグ・サポートになります。
なんじゃこりゃ?
ですねぇ。
写真で見ても全体像が今イチよく判らない(汗)
弾いてるところの写真が欲しいですね・・・
全体像が判らないというご指摘があったので、オフィシャルページの画像を紹介します。演奏は正面右下のハンドル状のものを、左足の上に乗っけて行います。ヘッドには各弦に対するクランプシステムがあります。これらの短いレバーを操作して弦を固定します。
実際に弾いたらこんな感じになります。(汗)
写真1: 電送系コンパートメント内部の写真です。もうこれ以上なんにも詰め込めません。工房から供給されるMIDI対応のコンパートメントはサイズが一回り大きいようです。

写真2: 唯一シェイプが違う四角いHamPUです。レンジが広く透明感のある音が特徴です。接続ポートが内蔵されておらず、ジャックが剥き出しのタイプのため、取り扱いには気を遣ってしまいます。

写真3: 演奏時は魚の尻尾がサポーターになります。細い人には一寸キツイかな。そのうち、支持用のパーツを作ります。
さて、購入後二ヶ月経とうとしておりますが、ようやく改造に入ります。(汗)

まず、構造を知るために部品の分解を行いますが、このハードルが高すぎます。ねじ込んである部品は全て「ロックタイトの青」でガチガチに固定されております。もちろん、フォン端子も完全に取り外し不可のレベルで固着されていて、ボックスレンチを使っても端子とコンパートメント本体がスリップしだしたら終わりです。取り外し=破壊と言っても過言ではありません。結局、リーマーとペンチを使ってバキバキと破壊することになりました。まるで親知らずを抜くような作業です。

また、REMOのコネクターはとても華奢な構造で端子が簡単に折れてしまいます。経年変化で疲労が来ていたのかも知れませんが、とにかく折れてしまったらハンダ付けが大変です。作業中に、2つも折ってしまいました。

では、改造の解説を。

今回は、Birdfishに自分のサウンドシステムとの親和性を持たせるために、ギター出力のインピーダンス変換を行うことを主眼としています。従って、回路ではブーストは行わず、バッファー動作を行うだけです。ただし、他のピックアップでも行っているアースのフローティングを行うことで、動作の安定を狙います。

回路は簡単な増幅度×1のバッファー回路2個で構成されていて、これらを表面実装タイプの部品とオペアンプを使って製作します。1回路は信号用、もう一つは、アースのフローティング用となります。基板面積は20×30×5?ほどになりました。

可変抵抗は、VR、Toneのコンデンサー何れも本体のボディーにアーシングされているので、これを外します。

次に、REMOの端子に接続されているアースラインを切り離し、この端子と、VR、Toneの間にフローティングしたアースラインを敷設します。

フォン端子を取り外し、Hirose製のHR25(6p)を取り付けます。配線は予め行っておいた方が良いでしょう。

基板をセレクターの上に両面テープを使って固定します。もちろん事前に各端子に配線を行っておきます。電源ラインの本体との絶縁を確認後、裏蓋を閉めて完成です。

電源を常に用意しなければならない点で、利便性に欠けますが、ノイズ源の多い環境下では、何れにしてもスタンプボックスタイプのバッファー回路は必須となるので、結果は同じこととなります。電池駆動用のデバイス開発を視野に入れていますが、回路にはOPA2604を使用しているのでバッテリーのみの駆動は難しいかも知れません。

コネクターの配線はオリジナルのピックアップ・システムと互換性を持たせてありますが、他のモデルでは出力に割り振っている端子をグランドに落としてミュートし、拡張用の端子に出力しています。これによって、他のアコースティック系の楽器群と回線を分離しています。

アース(グランド)のフローティングは、VR周りのノイズ発生を抑える為に有効で、以前ノブを回すとガリガリいっていたノイズが殆ど無くなりました。また、アースライン間の電位差から来る誘導ノイズも皆無となっています。

もちろん、ピックアップを直撃する電磁誘導ノイズをキャンセルすることは不可能ですが、信号ラインの安定度が飛躍的に向上したことが確認出来ました。
問題はネックですな〜。恐ろしく調整が難しいです。ルーターのヤスリを買ってきたので、17F辺りを一寸削ります。(怖)個体差だとは思うのですが、009〜042位のセットでは逆ゾリするようです。だから、ロッドは殆ど締めてません。

しかし逆ゾリのギターは初めてだなあ。(汗)
バッファーアンプが発振気味だったので、電源周りと入力にバイパス用コンデンサーを追加。結果収まりました。フローティングしたグラウンドの威力も発揮されているようです。

シングル・ピックアップのパワーが足りないので、バッファーは5倍の増幅度に設定しました。これでパワーはベース並み、、、。(激違)
ノイズの多さが気になったので、自作楽器用に開発したプリアンプを内蔵したところ、音質が大幅に改善されました。

回路的には電池駆動が可能ですが、収納スペースが皆無なので、今回は見送りです。出来れば、MIDI用のコンパートメントを入手して電池駆動モデルに改造する予定です。

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