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ド素人の映画と音楽のお勧め。コミュのニュー・ワールド

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TV”ポカホンタス”の、愛の物語です。



現代アメリカ映画界きっての寡作家として知られる、伝説的名匠テレンス・マリック(ちょっと神格化されすぎだと思いますが・・・)。「天国の日々」以来、実に20年もの長い沈黙を破って1988年に「シン・レッド・ライン」を発表し、映画ファンの熱い歓声を浴びた彼が、それから7年ぶりに放った監督第4作です。
ディズニー・アニメ等でお馴染みのアメリカ建国神話の1つ、ポカホンタスの愛の物語を、同監督ならではの静謐な映像美を通して切なく描いた作品でした。
主演はコリン・ファレルとクリスチャン・ベールに、新星クオリアンカ・キルヒャー。クリストファー・プラマーにデヴィッド・シューリス、ウェス・ステューディにジョナサン・プライスなども出演していました。



 1607 年、新たな楽園を求めてイギリスの港を旅立った船が、長い航海の末に北アメリカのヴァージニア近辺に辿り着く。しかし、そこには先住民のコミュニティが存在した。ニューポート船長(クリストファー・プラマー)は、反乱罪に問われていたジョン・スミス(コリン・ファレル)を解放する。彼の勇敢さを買って、先住民との交渉役を任せる。しかし、スミスはたちまち先住民に捕えられ、王の前に連行されてしまう。そして、スミスの処刑が命じられた時、王の末娘ポカホンタス(クオリアンカ・キルヒャー)が命乞いをし、彼は救われる。やがて2人は、言葉や文化の壁を超えて深く愛し合うようになるのだったが…。


イギリスの冒険家ジョン・スミスとネイティブアメリカンの少女ポカホンタスの、アメリカ建国神話とも言われる有名な2人の愛の物語です。
『天国の日々』『シン・レッド・ライン』のテレンス・マリック監督が、この物語を七年ぶりに沈黙を破って手掛けた渾身のラブ・ストーリーでした。
テレンス・マリック監督はあまり映画を撮らない監督で、いざ撮るとなると沢山の俳優さん達が出たいと言いますよね、前回の『シン・レッド・ライン』にもショーン・ペンやジム・カヴィーゼル、ジョージ・クルーニーなど沢山の俳優が出演を希望して出ていましたね。
しかし『天国の日々』はまぁいいとしても『シン・レッド・ライン』は映像は素晴らしく綺麗な戦争映画でしたが、内容がいい加減と言いますか伴っていないように感じて、ちょっと人気ばかりが先行していてテレンス・マリック監督は神格化され過ぎてしまっているのかなと思えました。
今回のこの『ニュー・ワールド』も映像はテレンス・マリック監督らしい素晴らしく綺麗な映像でしたが、内容はどうだろうと心配しましたがコリン・ファレル演じるジョン・スミスとポカホンタス、クリスチャン・ベール演じるジョン・ロルフに焦点を当ててアメリカ最大の建国のおとぎ話を見事に描いていました。
確かにポカホンタスに関する伝説は彼女の死後に、ジョン・スミスなどによって発表されたものが多いので、本当のことは良く分かっていないですがポカホンタスが砦に食糧を調達してあげたり、英語を覚えて通訳や布教活動を行っていたことは事実 ですし、こんな恋のおとぎ話が存在しているのも素敵だと思いました。
ストーリーはともかくポカホンタス役のクオリアンカ・キルヒャーは素敵でした、ネイティヴ・アメリカンの王女としての尊厳も感じましたし、2人のイギリス人ジョン・スミスとジョン・ロルフに恋をする若い女の子としても魅力的に演じていました。
スミスを愛したポカホンタスは、イヴのように楽園を追われるという結果を生みます、それはニューワールドを汚すことにより国が始まったという、アメリカの起源に対するマリック監督の考えなのかもしれません。
なにかこの映画でテレンス・マリック監督の素晴らしさを、改めて思い知らされたような気がしました、アメリカ建国最大のお伽噺を堪能してください、お勧めします。

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