宋詞コミュの自作の詞

自作の詞を投稿するコーナーです。

下記は2，3年前に書いた拙作ですが、
恥を忍んで掲載いたします（汗）；

【菩薩蠻】

青春已去心情惡，
殘香猶想舊時約。
夢裏在天涯，
醒來獨自嗟。
蕭蕭聴曉雨，
寂寂更無緒。
何日又相逢？
蓬山一萬重。

青春　すでに去って　心情悪し
残香なお想う　旧時の約
夢のうちに　天涯に在り
醒めきたりて　独り　嗟（なげ）く
蕭蕭　暁雨を聴き
寂寂　更に緒（こころ）無し
何れの日にか　また相い逢わん
蓬山　一万重

コメント(4)

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[1] mixiユーザー 06月14日 12:32

内蒙古自治区フフホト市郊外にある王昭君
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%8B%E6%98%AD%E5%90%9B
の墳墓を訪ねたときのものです。
未推敲のものですが･･･

【昭君怨】

塞外秋風凄切，
綏遠城頭黄葉。
此有漢時墳，
弔昭君。

遥想匈奴征馬，
只望黄昏平野。
往事已茫茫，
對斜陽。

塞外の秋風　凄切たり
綏遠城頭は黄葉す
此（ここ）に有り　漢時の墳
昭君を弔いたる

遥かに想う　匈奴の征馬
只だ望む　黄昏の平野
往事は已（すで）に茫茫たり
斜陽に対（むか）いて・・・

[2] mixiユーザー 09月10日 21:58

　五年ほど前に初めて作った詞をお見せしたいと思います。もとより腰折れの類いですが、これも人生の通過点ですので…

　　定四番
　萬籟俄催秋韻
　桐葉落
　雁聲寒。
　藕香殘。

　強欲銷愁酌酒
　多情含笑難。
　遂倦傾杯縱目
　倚欄干。

　万籟　俄に秋韻を催し、
　桐の葉は落ち、
　雁の声は寒し。
　藕(はす)の香は残(すが)る。

　強いて愁いを銷さんとして酒を酌むも、
　多情　含笑は難く、
　遂に杯を傾くるに倦みて目を縦(ほしいまま)にせんと、
　欄干に倚る。

　…もっと修行をしないといけませんね。失礼致しましたm(_ _)m

[3] mixiユーザー 09月11日 17:25

　詞牌の名を入れ間違えておりました。

　定四番→定西番

　単純なミスで申し訳ございませんm(_ _)m

[4] mixiユーザー 09月13日 01:06

うっちぃfb さん

定西番の詞、繊細な情感がいいですね。
秋の冷え冷えとした気配、物憂い心持ちがよく表されていますね。前闋（けつ）の句では、「桐葉落、雁聲寒。藕香殘。」という下りが気に入りました。末尾も余韻があって好きです。

私もここ三年間、いくつかの詞を書きましたが、やはり難しいです。ひとつの詞牌の形式に慣れ、こなせるようになるまでが大変ですね。

これからも詞を読み、作り続けていきましょう！

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