マイバックでレジ袋削減するカイコミュのレジ袋有料でも７割以上が同じ店へ　長野経済研究所が意識調査

レジ袋有料でも７割以上が同じ店へ　長野経済研究所が意識調査
中日新聞（2007年8月19日）

　レジ袋が有料でも、七割以上の人はマイバッグで同じ店へ－。四月から容器包装リサイクル法が改正され、大手小売業者に対してレジ袋削減への取り組みが義務付けられたのを受け、長野経済研究所はレジ袋をめぐる県民の意識を調査した。

　調査は郵送による無記名アンケートで県内全域の五百六十七世帯から回答を得た。

　買い物のときにレジ袋を「毎回もらっている」は４０％、「時々もらっている」３２・３％で、「ほとんどもらわない」２３・３％、「全くもらわない」３・５％。もらう理由（複数回答）は「マイバッグを忘れた」が３９・７％で最も多く、次いで「買い物の量が多い」２８・７％、「レジ袋がほしい」２６・５％、「レジで品物を袋に入れてくれるから」１９・４％と続き「レジで袋の要不要を聞かれないから」８・１％、「マイバッグを持ちたくない」６・０％だった。

　レジ袋の有料化には「賛成」が４６・９％で、「反対」の１０・９％を大きく上回った。レジ袋がいくらならマイバッグに切り替えるか聞いたところ「五円」（一－四円を含む）なら４９・７％、「十円」（一－九円含む）なら７７・９％が切り替えると回答。有料の場合、「マイバッグを持って今までの店で買い物をする」が７６・４％で、「無料配布している店に変える」は３・７％だった。

　同研究所は、調査結果から「レジ袋削減には有料化が最も有効で、それほど抵抗なく受け入れられるのではないか」とみている。

　（吉岡潤）