ソーラークッカーで調理コミュのアフリカには最適

　　もう６年位前になりますが、アメリカのワシントン州の小さな島で太陽光発電の設置にに付いて学んだ時、アフリカのアルジェリアから女性が一人クラスに参加していました。彼女はアルジェリア政府から援助を受けてそこに来ていたのですが、目的の一つは太陽光発電と同時にソーラー・クッカーの作り方を教わる事。
　　今でもアフリカの各地、特に街からはなれた遠隔地では、日々の料理に薪を使っているので森林がどんどん切り倒されてしまっているのだそうな。それがまた温暖化による影響にさらに拍車をかけるように、広大な土地を砂漠化させてしまっている。エネルギーがないから（本当はエネルギーの使い方を知らないと云った方が正しいのかも知れない）貧しい、貧しいから身近な森林資源を木材として使ってしまう、土地は更に枯れて行く、従って更に過酷な状況となり増々貧しくなる。これが負の循環。実は地球温暖化だって、この負の循環が地球的規模起きている事の結果です。全て判ったような振りをした現代人達がおこした大きな失敗。
　　昨日もルワンダから来た一人の青年と話をする機会があったが、話をするだけも聡明さが判るその彼でさえソーラ－・クッカーの事を知りませんでした。比較的安価で、短時間で作れ、世界のどこでも利用出来、しかも世界中のどこでも量産が可能で、全く燃料の要らない調理器具は、アフリカには持ってこいの品物です。それを製造する事から始めれば新たな産業となり、雇用も生まれます。
　　６年前に知り合ったルジェリアの女性は、ソーラー・クッカー基金なる物を集めて母国に帰り、村の女性達を軸としてソーラー・クッカー工場を設置するのだと熱く語っていました。そして国内を旅して廻り、ソーラー・クッカーの作り方を村から村へ教えて行くのだと。

コメント(3)

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[1] mixiユーザー 11月27日 21:54

やはりソーラー・クッカーの認知度はかなり低いようですね。
私もパキスタンの奥地で上記のような負の循環を目の当たりにし、植林だけでどうにかなる問題ではないと感じているところです。
私は日本の子どもにソーラー・クッカーを製作し、それを使って調理することで少しでも環境問題に目を向けてもらえれば良い、と考えてます。

[3] mixiユーザー 03月30日 22:25

はじめまして、原発事故から自然エネルギーに興味持ちまして・・

　http://solarcooking.org/

　アフリカのケニアでは広まっているんでしょうか？
　日本では、太陽光線が弱いから同じ物作っても料理できるレベルにならないのでしょうか？

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