石川県の阪神タイガースファンコミュの銀傘に太陽光パネル

★甲子園“自家発電”

阪神電鉄が１日、甲子園球場の銀傘に太陽光発電パネルを設置することを発表した。
１０月中旬から工事を着工し、来年１月に竣工、３月には稼働する予定で、会見に出席した坂井オーナーは「環境に配慮した、地球に優しい球場」とＰＲした。

１億５０００万円かかる工事では、パネルを１６００枚、１８００ｍ２に設置。これにより、年間で約１９３万円の節約になり、ナイトゲームで使用する１年間のナイター照明の使用電力量相当にあたる電気が発電される。
現在、広島でも検討されているというが、１２球団の本拠地球場では初めてのことになる。

工事期間中には日本シリーズが予定されており、進出した際には工事を一時中断する予定。
粟井球場長は「一部が設置されたまま、日本シリーズを戦うことになります」と説明した。

★辻本、木興に戦力外正式通告…中村は現役引退

育成枠の木興拓哉投手（２３）と辻本賢人投手（２０）に来季契約を結ばないことを通告した。
０４年秋にドラフト史上最年少１５歳で８巡目指名を受けて入団した辻本は度重なる故障に悩まされ、支配下枠から育成枠に降格した今季は公式戦登板もなかった。
沼沢球団本部長は「成長期に入団してもらったが、体の成長がついてこれなかった」とし、木興とともに現役続行の意志を持っていることに「まだ若い。新たな場所でチャンスをつかんでほしい」とエールを送った。
２人はともに現役続行を希望。
１１月のトライアウトを受ける予定だ。

また、同じ育成枠の中村泰広選手が現役引退を発表。
中村は０２年にドラフト４巡目で入団し、０７年オフに交換トレードで日本ハム移籍。
自由契約となった昨オフに育成選手として阪神復帰も、２軍で１１試合の登板にとどまった。
今後は未定ながら、球団職員へ転身する可能性もある。