Robert de Montesquiou-Fezensac(1855,3,7- 1921,12,11)
その世紀末憧憬を具現した貴族生涯は、フィリップ・ジュリアン著『1900年のプリンス』に麗輯されている。
（1978年発行 森開社「季刊 森」5号ユイスマンス特集に、志村信英の”伯爵ロベール・ド・モンテスキュウの部屋”というエッセイが載っています）
モンテスキュウは、ダヌンツィオを、まるでルードウィヒ狂王がワーグナーを寵遇した伝説のように、おのが審美の粋をこらした「薔薇の館」にて、熊の毛皮、中国の壺、日本の掛物や大理石の階段といったあらゆる贅沢でつつみこんだ。
壮麗な捕食花はダヌンツィオに、じぶんが用いならした綺語と修飾語を与えておしむことなく、ダヌンツィオによって、フランス語で書かれた、「聖セバスチァンの殉教」が上演されると最終幕はモンテスキュウを、狂い泣きにおとした。
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モンテスキュウ伯爵の「ル・パレ・ローズ（薔薇の館）」。
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その世紀末憧憬を具現した貴族生涯は、フィリップ・ジュリアン著『1900年のプリンス』に麗輯されている。
（1978年発行 森開社「季刊 森」5号ユイスマンス特集に、志村信英の”伯爵ロベール・ド・モンテスキュウの部屋”というエッセイが載っています）
モンテスキュウは、ダヌンツィオを、まるでルードウィヒ狂王がワーグナーを寵遇した伝説のように、おのが審美の粋をこらした「薔薇の館」にて、熊の毛皮、中国の壺、日本の掛物や大理石の階段といったあらゆる贅沢でつつみこんだ。
壮麗な捕食花はダヌンツィオに、じぶんが用いならした綺語と修飾語を与えておしむことなく、ダヌンツィオによって、フランス語で書かれた、「聖セバスチァンの殉教」が上演されると最終幕はモンテスキュウを、狂い泣きにおとした。
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モンテスキュウ伯爵の「ル・パレ・ローズ（薔薇の館）」。
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