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ウォーター&ブレスで弾くコミュのピアノリサイタルとW&B

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驚きの山本レポート



ウォーター&ブレス(以下W&B)の勉強会へ
参加して4年目になる
ピアニストの山本さや香さんが、
このたび初リサイタルを開催されました。



 <山本さや香リサイタル>
 日時:2006年11月11日(土) 14:00開演
 料金:1000円
 場所:大阪府吹田市文化会館
    メイシアター小ホール
 曲目:ベートーヴェン
     ピアノソナタ「月光」
    チャイコフスキー「四季」より
     1月 暖炉のかたわらで
     6月 舟歌
     11月トロイカに乗って
    リスト 
     2つの伝説
    ヒナステラ 
     アルゼンチンのわらべ歌の主題に
     よるロンド
     ピアノソナタ第1番 他



W&Bを使って、どのようにピアノを弾くか、
本番とどう向き合うか。

山本さんのレポートからいろんなヒントが
読み取れますので、ご本人の許可を得たうえで、
解説しながらご紹介させていただきます。



******


【リサイタル翌日の簡易レポート】
昨日まで心身調律師さんをして下さって
ありがとうございました ☆効きました☆

気づいたら今できることをやりきっていました。
奇跡のような、それでいて幸せで暖かい時間
でした。



  【水行末コメント】
  本番直後に、ここまで達成感を感じられる
  のは珍しいですね。山本さんが、これまで
  何度も壁にぶつかり、苦悶してきた姿を
  存じ上げているだけに、「今できることを
  やりきっていました」という言葉は嬉しく
  感じました。

  「昨日まで心身調律師さんをして」とい
  うのは、本番三日前から、携帯メールを
  使って、その日に取り組むべき呼吸法を
  アドバイス差し上げていたのです。

  三日前:頭を明るくする呼吸法
  二日前:胸を暖かくする呼吸法
  一日前:腹を静かにする呼吸法
  当日:上記三種類のダイジェスト版





【山本レポート - 本編】
本番は、これが最初で最後じゃないかという
くらい、信じられないほど冷静で、
今自分の内に持てるものすべてが
流れ出ていった感じがします。

今の私にあれ以上のことはできなかったと
思います。120点があればまさに120点です。
まさに奇跡の時間でした。
あれは何だったんだろう・・・。

演奏には永遠に完成なんてない、
舞台の上で今日は自分のどんな音楽に
出合えるのかを楽しみに、
すべて投げ出して、決めつけず、
とにかく素直にありのままに
耳を傾けようと腹をくくれました。

すると、1曲目の月光で、
今までにない不思議なことが起こりました。

ひたすら拍に乗ろうと自分の音を聴いていると、
いつもは下手に動いてしまう体が、
全く動きません。

じっと留まれば留まるほど、
体の中に(センター?)に
自分の音がじわじわと染み込んでくる感じ。

そのうち天地を突き抜けるような巨大な筒の中に
自分の体がすっぽりと覆われて、
その中で温かく守られているように感じました。

「この中にいたら大丈夫、ずっとここにいなさい」

みたいな声が聞こえてきました。

すると、そのまま「2拍子神様」のようなものが
す〜っと私を引っ張っていってくれて、
滞ることなく1楽章を終えました。

これで、「今日は絶対自分から作らない!」と
さらに決心がつきました。



  【水行末コメント】
  「自分から作らない」というのは、W&Bでいう
  SOシフトのことですね。本番でこのような
  状態になれたのはすばらしいです。



そして、以後の曲も、体の中から出てくる
新鮮なルバートや身体の動きがあり、
呼吸とともに自然〜に
楽〜に曲が流れていきました。

同じフレーズが何度も反復される曲では、
即興のように次から次へとアイディアが出てきて、
何種類にも弾き分けをしてしまえている
自分がいました。最高でした!

これまで続けて来て下さっているお客様や
一緒に活動してきた仲間、
先生も仰天だったそうです。

また、こんなに楽しそうで
幸せそうにピアノを弾く私を見たことがない、
と言われました。

110名弱のお客様の拍手も終始温かくて
分厚くて、本当に感激しました。
こんなお客様に恵まれて、
感謝せずにはいられません。



  【水行末コメント】
  演奏している本人の主観だけでなく、
  聴き手にも伝わる「何か」があったという
  ことでしょう。W&B上級「こころづかい」で
  出てくる、意識場の共有という現象が起きた
  のだと考えられます。能楽でいう「幽玄」は
  これではないか、という説もあります。



でも、子どもたちも含め、これだけたくさんの
お客様がおられたのに、演奏中は咳や私語、
プログラムをめくる音など本当にまったくなくて、
信じられないほど静まり返っていました。
だから余計に集中力が増しました。

後でご意見を伺うと、
何だかわからないけど
気づいたら引き込まれて乗せられていた、
私にピアノの神?が降りてきているような
雰囲気だった、
情景が目に浮かんできて楽しかった、
プログラムノートの文章が
音楽を通じて体感できたとか、
本当にうれしいものばかりでした。

自分でも、あの時間が一体何だったのか
わかりません・・・。

とにかく、あんなに自分の演奏が嫌でピアノが
怖かった私が、このリサイタルの準備〜本番で
ピアノを通じての音楽の幸せを体験することが
できて、感謝の気持ちでいっぱいです。

多方面から本当にたくさんの方々に支えて頂いて
いましたが、水行末さんがいて下さらなかったら、
決してこの幸福には出合えなかったです!!!
これ以上ない、最高の初リサイタルでした。

静かな場面でセンターを意識したり、
身体をフリーに使うことができるようになって
きましたが、音が増えたり、音量が大きくなった
時はどうしても身体が前傾してしまいます。
今後の課題です!

今回、リサイタルを通じで、
自分の呼吸と身体意識を磨くことが、
いかに練習の効率・心理状態・日常生活までの
質にかかってくるか、痛感しました。

それと同時に、
これ以上拠り所になるものがあるだろうか、
これ以上誰にも平等に与えてもらっているものが
あるだろうか、
自分にだって希望がある!
これからもっと楽しくなれそう!と、
とても勇気づけられました。

これからもどうぞよろしくお願い致します!
今回も本当の本当にありがとうございました☆



  【水行末コメント】
  「これ以上拠り所になるものがあるだろうか、
  これ以上誰にも平等に与えてもらっている
  ものがあるだろうか」は名言ですね。誰か
  特定の指導者やあるメソッドを絶対視する
  ことは危険です。

  しかし、地球上の物体にかかる物理法則(た
  とえば重力)や、身体の構造(骨格、筋肉、
  内蔵など)を至適のバランスで使うことには、
  安心して心身をゆだねてよいでしょう。

  W&Bは、可能な限り流派性を排し、自然法則と
  身体の関係を改善するためのヒントでありたい
  と考えています。

  山本さん、初リサイタルの成功、
  おめでとうございます☆

  すばらしいレポートありがとうございました。
  これからもよろしくお願いいたします。

コメント(2)

本番三日前から山本さんへメールで送った
呼吸法の詳細を下記にまとめました。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=499169556&owner_id=921192
2007年7月28日(土)、大阪和泉市の久保惣記念美術館
Eiホールで開催された「私とピアノ 〜ピアノジョイント
コンサートVol.5」のレポートを掲載しました。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=518245315&owner_id=921192

ほどけつつ、とろけつつ、ショパンに挑戦です☆

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