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レンアイ小説.comコミュの サクラ

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 『好きだよ』




 ある晴れた春の日

 いつもの帰り道

 天気がいいからってあの日は寄り道をして
 
 普段は行かない公園に行ったね。

 幼なじみの私達ももうすぐお別れで

 13年間のお隣生活も終わりになる。


 ずっと同じ道を歩んできたけど

 いつのまにか大人になって

 同じ位だった背も今では18センチも大きくて

 不意に繋がれた手はとても大きかった。


 『オレ、ずっと好きだった』

 急にマジメな顔しちゃって

 こっちまで涙でそうじゃん・・・



 『毎日は会えなくなるけど、傍にいて?』




 そんなかわいい顔しないでよ

 離れられなくなるじゃん


 大好きな満開の桜より
 ずっとキラキラしてるあなたがそこにはいて

 初めて触れた唇は少しふるえた

 ずっと一緒だったのにこんなコトしたのは初めてで

 なんかおかしいって二人で笑ったよね




 新しい季節が

 今、始まる





 

 
 

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