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懐かしい物ふぁんくらぶ♪コミュの北斗の拳

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原作・武論尊、作画・原哲夫による少年漫画。およびそれを原作・題材としたテレビアニメ(1984年)・ゲームを指す。


概要
北斗七星に象徴される伝説の暗殺拳"北斗神拳"の伝承者、ケンシロウの生き様を描くハードボイルドアクション。舞台は199X年の最終戦争後の地球。核戦争によって文明と人々の秩序が失われ、残された資源(主に水と食料)をめぐって争いが繰り返されるという、暴力が支配する世界である。

主人公の使う北斗神拳により人間の頭や胴体が破裂するショッキングな描写、「ひでぶ」 「あべし」「たわば」「あぷぱ」などといった異様な断末魔の悲鳴、大時代的ともいえる宿命的な物語、「お前はもう死んでいる」「わが生涯に一片の悔いなし」などの数々の名台詞から一大ブームを巻き起こし、日本中でまねをする子供が見られた。「秘孔を突く」という言葉もよく使われた。ただ「お前はもう死んでいる」は本作では数回しか言っておらず、アニメで多用していたため、流行した。

2006年現在、完全版が刊行中。週刊コミックバンチでは、本作の前日譚にあたる「蒼天の拳」の連載が行われている。


少年ジャンプでの連載の経緯
『北斗の拳』の原型となる読み切り版『北斗の拳』が発表されたのは、「フレッシュジャンプ」1983年4月号であった。霞拳四郎という主人公が北斗神拳を使用して恋人ユキを殺した悪と闘う。時代設定は現代である。これが、読者アンケート1位と好評を博したため、「週刊少年ジャンプ」での連載が検討されるが、慎重を期して再び「フレッシュジャンプ」1983年6月号に続編の読みきり『北斗の拳II』を掲載。これがまたも人気トップを獲得したため、「週刊少年ジャンプ」での連載が決定した。尚、この作品については、原哲夫のオリジナルで、武論尊は関わっていない。なお、この読みきり版『北斗の拳』は『鉄のドンキホーテ』という原哲夫の単行本巻末に収録されている。

「週刊少年ジャンプ」での連載は、1983年から1988年までに及び、時代設定は核戦争後となり、奪われた恋人を探す設定となった。週刊ペースで連載するには作画に専念したいと言う原哲夫の意向から、原作を『ドーベルマン刑事』以来ヒットに恵まれなかった武論尊が担当する分業形式になった。

連載開始間もない頃から大ヒット作品となり、落ち込み傾向にあった「週刊少年ジャンプ」を救う看板作品となった。ラブコメ路線で30万部差までに追撃していた「週刊少年サンデー」を突き放し、1984年末に「週刊少年ジャンプ」が400万部を達成。後の600万部体制の足がかりとなった。常に人気もトップで、武論尊と原哲夫ともに、この作品の印税収入で「北斗御殿」を建てたといわれる。

武論尊と原哲夫は後述するケンシロウとラオウとの闘いの決着をもって物語を完結させる意向であったが、当時の週刊少年ジャンプの方針(西村繁男編集長の業務命令)により連載は延長される。それ以降のストーリーは、矛盾が多く辻褄が合わないものと化し、カイオウ、ヒョウ、リュウの設定に至っては、それまでの物語を根本から覆してしまう程であった。

もっとも上記のような状況に陥った原因は、再三続いた編集部の連載延長処置によるもので、武論尊はラオウの死後、新展開の構想のため2ヶ月間は休載出来ると思っていたが、実際には翌週から開始せねばならず、極めて短期間の間に物語と設定作りを同時に行う羽目になって混乱状態に陥った為か、連載終了後も「ラオウ編以降はあまり覚えていない」と発言している。

なお、本作の担当編集者の堀江信彦は本作の最終回に原哲夫や武論尊と同等の扱いで名前がクレジットされ、原哲夫らとは以後も良好な関係を続けている。


終了後の展開
作品完結後も高い人気を持ち続け、ジャンプ連載作品にも様々なパロディが登場している。2001年になってから、週刊コミックバンチにおいて原哲夫により兄弟作『蒼天の拳』(武論尊は監修として参加)が連載されたが、これも『北斗の拳』及び作中に登場する必殺拳法「北斗神拳」の人気が絶大かつ衰えないものであったからに他ならない。

2003年北斗の拳をキャラクターにしたパチスロ機『北斗の拳』がパチスロメーカーサミーから発売され大人気となった。このパチスロ機は史上最高の60万台を超える出荷台数を記録している(2006年に後継機『北斗の拳SE』を発売)。2002年・2005年にはパチンコ機も登場しており、こちらはパチスロ機ほどの人気は得られなかったものの、羽デジタイプである北斗の拳STVは、数ある羽デジ機の中でもかなりの人気を博している。2005年6月29日、ガンホー・オンライン・エンターテイメントが北斗の拳の世界を題材としたオンラインRPGの開発を発表。サービス開始は2006年内としていたが、2007年第2四半期βテスト開始予定となった。また、アイテム課金制を予定している。[1]


断末魔の叫び
ハートが遺した断末魔の叫びで、『北斗の拳』の代表的な悲鳴、「ひでぶ」の由来は、「ひで=痛て(ハートの「いてぇよお〜!」という台詞)」+体の破裂する音「ぶ」の合成であると作者の原哲夫が文庫版『北斗の拳』最終巻で解説している。それまでは、手書きのネームの段階では「ひでえ」だったものが、原哲夫が悪筆のために写植の段階で「ひでぶ」と誤植されたという説が有力であり、武論尊自身も信じていたようだ。

アニメ版においては、千葉繁らによりアフレコ現場で様々な断末魔演技が開発され続け、声優の言葉遊びの中から生じた叫び声もあるほどである(例・「うわぁ!! か、めぇ!!(わかめ)」「ひぃいい!! ら、めぇ!!(ひらめ)」)。エスカレートすると断末魔の叫びにもかかわらず「にら」「れば」「いため」や、「金が、無いほ〜っ!!」「おおお俺もだぁ〜!!」、「冷静な人、なんちゃって〜〜!!!」「がちょ〜〜〜ん!!」等というケースまである。またあまりに調子に乗り、千葉が自らの名前を「ちぃ〜ぶわぁ〜!」と叫んだ断末魔もあったが、さすがにこれはNGとなった。しかし、牙大王を演じた渡部猛が、牙大王の断末魔を「わ〜、た〜、べ〜!」と叫んでいるが、こちらの方はオンエアされている。ちなみにケンシロウが北斗神拳を繰り出した時の決めセリフ「ほわたぁ〜」は、「終わった」をもじったものとアニメ版のケンシロウの声優、神谷明が言っている。


本作のギャグ性
作品の一部がギャグとして捉えられることがあるが、これについて原哲夫は必然的に表現していると語り、また、原作者の武論尊もスプラッタ描写をカラッと表現するように求めたと語っている事から、偶然に笑いの要素を含んでいるのではない。アニメ版の芦田豊雄監督も、ほぼ同様の意図で制作していたと言う。

事実、悪党たちのあの手この手の悪事と、それに対するサディスティックなまでのケンシロウの制裁というパターンは「絶妙のボケとツッコミ」とも解釈出来る事が漫画評論家の夏目房之介によって指摘されている。

中でもアミバはその典型的なキャラクターとして一部のファンに熱狂的な支持を得た。


諸設定

時代設定
有名な冒頭の「199X年、世界は核の炎に包まれた」というその199X年は1999年を意識して描かれたとのちに原哲夫は語っている。
2000年以後に登場したアーケードゲーム「パンチマニア」やパチスロ機「北斗の拳」では、199X年ではなく200X年とされている(「北斗の拳SE」では199X年に戻されている)。
また、「ボボボーボ・ボーボボ」の時代設定「300X年」は、この「199X年」のオマージュであることが読み取れる。


世界設定
『北斗の拳』の世界は、全面核戦争が勃発した199X年から始まる。核戦争後の世界では、地上は荒土と化し、国家機構も崩壊している。また、電気をはじめ近代文明の所産の大半が失われているが、遺産としての拳銃や火炎放射器、バイクや車などは残っている。

核戦争を生き延びた人類は、各地で集落を築いて細々と暮らす人々と、暴徒と化してそういった村々を襲撃する人々の両極端に分かれており、暴力がすべてを支配する世の中になっている。北斗神拳伝承者であるケンシロウは、そういった暴徒を必殺の拳で次々と葬っていき、ラオウやトキら他の伝承者、そしてレイ・シュウをはじめとする「強敵(とも)」と拳を交していく。


地理
物語の開始時点での舞台は日本ということにされており、KINGが「関東地方を支配する暴力組織」であると解説されるほか、冒頭で聖徳太子の描かれた1万円札が登場したりする。ただし、その後は、地名や著名な建造物など日本を連想させる要素は登場していない。その他、後に登場した修羅の国は中国大陸ではないかと思われるが、修羅の国へ行くときに渡った海を「唯一残された海」と言っているため、修羅の国が中国大陸であるとすると、太平洋等の日本海以外の海が全て干上がってしまったと言うことになる。


北斗神拳
北斗神拳は、一子相伝の暗殺拳であり、中国拳法(中国武術)の一派と言われている。中国拳法は「外功」(筋骨の鍛錬)を主とする「外家拳」と、体内の代謝機能のコントロールなどに重きをおく「内功」が主の「内家拳」に大別されるといわれる(実際はあまり意味のある区別ではない。)。これとは別に長江以北に伝わる拳と以南に伝わる拳で、北派と南派に区別する場合もある。一般的には中国北方の北派少林拳は蹴り技が豊富で、南派少林拳は手技が発達して蹴りが少ないといわれるが(「南拳北腿」と言われる。実際はその逆の特徴の拳も南北には豊富にある。)、これは北斗神拳と南斗聖拳の特徴の違いと似ており、参考にされたと思われる。

北斗神拳は、人間の中に眠っている潜在能力を全て活用すること、人間の体に数多く存在するといわれる"経絡秘孔"("秘孔")を突くことで、人体を内部から破壊することを基本とする一撃必殺の拳法である。これも中国拳法における、点穴と浸透勁をアレンジしたものと思われる。

巨漢が体のあちこちの"秘孔"を指で突かれただけで、筋肉の異常な収縮により自分の体をコントロールできなくなったり、体が内部から破壊されて破裂する描写が斬新であった(ただし、人間破裂のシーンは、映画『スキャナーズ』の影響とおもわれ、また『北斗の拳』以前にも、風忍『地上最強の男 竜』という先駆作がある)。


身長
『北斗の拳』世界の人々は、子供を除き、老いも若きも男女共に平均身長がかなり高い。

女性では、170cm代〜180cm代程と思われる者が、しばしば登場(例:ユリア、マミヤ、その他一般女性等)。男性では、180cm代〜200cm代程と思われる者、さらに3m〜7m程はあろうと思われる大男(主に悪党)等もザラに登場する。ヘタすれば、10m以上の者(例:デビル・リバース等)が登場する事もある。

その一方で、130cm代〜140cm代程と思われる小男(主に悪党)が登場したりもする(例:ハブ、コマク、ダルカの部下、ウサ等)。

現実の成人男性ではありえないほど、大きな体格だったり、逆に小さな体格として描写される人物たちに関しては、作画担当の原哲夫は、R25(雑誌)のインタビューに置いて、人物の体格を見ただけでキャラクターの勢いとか印象がわかるように、単に体のサイズで誇張の度合いを調節しているだけであり、フィクションとはいえ身長5mや10mの人間が作中で生活しているような想定は特にしてない、と言う趣旨のコメントをしている。 なお、作中に登場する巨大な馬である黒王号も、作者はこの類の単なる誇張として大きく描いたと証言しているが、黒王号くらいの体躯の馬であれば、ペルシュロンなど重種の系統として現実に存在する(重種馬は、重作業や甲冑を身に着けた騎士の為の品種で、非常に体躯が大きく力が強いことで有名)。


死兆星
死の運命を背負った者には、北斗七星の脇に「死兆星」が見えるようになるという設定がある。 なおこの星は実際にある星(アルコル)で、アマチュア天文学の方面では二重星の好例としてよく取り上げられる星である(北斗七星の項目を参照)。

人によって見えたり見えなかったりする(視力が悪いと一つの星にしか見えない)ため、「見えると死ぬ」「見えないと死ぬ」といった伝説が各地にあり、それを基にしたと思われる。


影響を受けた作品
最終戦争後の世界の設定、登場人物のファッション、主人公ケンシロウの性格設定などは、映画『マッドマックス2』(1981年、オーストラリア)とその主人公マックス(メル・ギブソン)の多大な影響を受けていた。また、ケンシロウの容姿面では、初期においては松田優作とブルース・リーの影響が強く、ヌンチャクを操るシーンも何度かある。中期での足の長いシルエットはキャプテン翼、修羅編ではスタローン(映画『コブラ』の主人公「マリオン・コブレッティ」)の影響が感じられる。

特定の作品ではないが、原作者の武論尊の行なったカンボジア旅行で目撃した虐殺の後の荒廃した街の風景も本作の世界観に影響を与えたという。

人物の隆々とした筋肉の描写や過剰なほどの巨大化にはふくしま政美の聖マッスルが下地にあるとされる。


後への影響
『北斗の拳』の大ヒットをうけて、以後のコミックやB級アクション映画等に本作の亜流が雨後の竹の子のように出現した。筋肉隆々の主人公が超人的な格闘能力で悪党をバッタバッタとなぎ倒し、その後ボスを苦戦しつつ倒し大団円になるという基本的筋書きが共通している場合が多い。

『北斗の拳』の世界観から転じた比喩的引用として、際立って治安が悪い場所という意味で、特定の都市や地域(1990年代後半のソマリアや南アフリカ共和国のヨハネスブルグ等)が「北斗の拳状態」と呼ばれることがしばしばある。



あらすじ
核戦争が終結して暴力がすべてを支配する世界となった大地で、北斗神拳伝承者ケンシロウが暴徒を相手に拳をふるう。リンやバットを引き連れ、北斗神拳と表裏をなす南斗聖拳の使い手で、関東平野を支配するKINGことシン、牙一族、アミバ、カサンドラ獄長ウイグルらを倒していく。その中で、北斗神拳を共に修行した長兄ラオウや次兄トキ、それぞれの宿星を持つ南斗六聖拳の伝承者達が登場し、ケンシロウと激闘を繰り広げていく。

ケンシロウは北斗神拳伝承者の誇りとヒロイン・ユリアをかけて、世紀末覇者拳王を名乗る長兄ラオウと拳を交わす。互いに究極奥義を身につけ、北斗神拳の奥義がまったく武器にならない凄絶な闘いとなったが、一片の狂いもないケンシロウの無想の拳に対し、ラオウの闘気に乱れが生じ、そのスキをついた必殺の拳がラオウの胸につきささって決着した。

激闘の末、ケンシロウはラオウを破ったが、平安の時代は短く、世は「天帝」による圧政の時代になっていた。ケンシロウは再び立ち上がり、成長したリンやバットとともに、天帝による支配に立ち向かう。

天帝側の人物が使う拳法として、北斗南斗に匹敵する元斗皇拳が登場する。伝承者ファルコは、かつて、ラオウに互角の力量と認められながらも、村の安全のために自分の足一本を差し出して闘いを回避したほどの漢であった。ケンシロウは、元斗の拳士との闘いを経て、天帝の威光をかさに乱行を繰り広げる悪の元凶、総督ジャコウを倒す。ここからはあえて画風を変えて掲載されている。

リンは、ジャコウの息子らによって修羅の国に連れ去られた。ケンシロウは天帝の血を引くリンを追って単身修羅の国へと渡り、そこで新たな敵、修羅の存在を知る。修羅は手負いとはいえファルコを瀕死に追い込むほどの強さを誇った。

修羅の国とは何か? かの国で流れるラオウ伝説の正体は? ケンシロウと北斗神拳の来歴が明らかとなり、もう一つの北斗である北斗琉拳の伝承者達との死闘が繰り広げられる。ラオウの兄であり北斗琉拳最強の男カイオウを倒したケンシロウは、リンをバットに託して再び旅立っていく。

「ケンシロウは、一体誰を北斗神拳の後継者にするつもりなのか?」その答えとして、彼はラオウの子リュウを後継者に選んだ。ケンシロウとリュウの旅、そしてケンシロウとリンとバットの三角関係を描いたラブストーリーが展開される。


OVA「新・北斗の拳」
再会を誓いリュウと別れ、再び一人旅に身を投じたケンシロウは、いつも通り悪党に襲われている人々に出くわし、いつも通り悪党を撃退した。人々に聞くと、彼らは水流の上流にある巨大都市・ラストランドの攻撃を受けていたということが明らかになる。彼らと共にいた情報屋・トビの道案内で、ケンシロウは抵抗勢力の本拠である自由の村に辿り着いた。だが、ケンシロウらがその場を離れた隙に、自由の村はラストランドに壊滅させられ、トビと親しかった、北斗神拳に似た不思議な力を使う女医・サーラもさらわれてしまっていた。怒るケンシロウはラストランドに乗り込み、支配者サンガを討つ。ここまではいつも通りだったが、ラストランドに、謎の男・セイジが近づいていた……

なお、原作者サイドとしては第1部完結の段階で連載終了の意向であったが、人気が非常に高かった為に編集部の引き止めにより第2部以降を制作する事に至った事を連載終了後に語っている。この手のエピソードは週刊少年ジャンプ関係作品で多々聞かれる話であり、この作品はその代表的なケースとして語られることも少なくない。

テレビアニメ「世紀末救世主伝説 北斗の拳」は上記のラオウとの決着までを全4部に構成。同「世紀末救世主伝説 北斗の拳2」は上記天帝、修羅の国編を放送した。



主な技

拳法・闘技
北斗神拳
二千年(漫画版では千八百年)の歴史を持つ一子相伝の暗殺拳。経絡秘孔を突き、体の内部からの破壊で敵を倒す。
ジャギを除く、ラオウ、トキ、ケンシロウの北斗3兄弟により、北斗神拳は最強の時代を迎えるが、師父リュウケンは新伝承者にケンシロウを指名した。
詳細は、Category:“架空の能力・格闘技・武術”に出典の 北斗神拳 も参照。
南斗聖拳
陰陽の考え方に基づき、陰の北斗神拳と対をなすとされる拳法。外部から突き入れてすべてを破壊する拳法と定義され、手刀等での突き刺しや斬撃が主な技であるが、武器を使用する流派もある。
南斗聖拳は一子相伝をもって秘匿され続けた北斗神拳とは異なり表の世界にも広く普及し、その結果主なもので一〇八派に分派している。このうち有力流派は鳥に因んだ名を持つ。
南斗六聖拳は一〇八派の中でもトップに位置する六つの流派で、南斗一〇八派を統べる。六聖拳は、かつて皇帝の居城を守る六つの門の衛将とも言われたが、これがいつの時代のことなのか、ここで言う皇帝とは何者なのか、北斗・元斗が仕えるとされる天帝と同一の存在なのか等は、劇中でも説明が無く一切不明。
南斗孤鷲拳
南斗六聖拳のひとつで、伝承者はシン。南斗聖拳の定義に則した、手技・足技ありの突き刺し系の技が主体だと考えられる。ただし完全後付による命名であり、原作、アニメを通し、作中においてこの流派名は一切登場することはなかった。
初出は、週刊少年ジャンプ特別編集『 北斗の拳 SPECIAL 』(原作の漫画では天帝編を連載中だった1986年9月に刊行) と言うB4サイズの大きな解説書を飾った「 拳聖烈伝 」の目次より見られる。又、同解説書のコラムには、シンは、南斗聖拳一〇八派のひとつの代表者(たぶん孤鷲拳を指すのだろう)であるが、複数の流派の拳法を修得しているとされる。
南斗水鳥拳
南斗六聖拳のひとつで、伝承者はレイ。華麗な足さばきを特徴とし、その舞う姿は見るものを魅了すらする程優美で美しいが、その実態は敵を切り裂き、切り刻む、比類なき残虐非道の必殺拳。手技に特化した拳法であり、指のひとつひとつが鋭利な刃物と化す。奥義は飛翔白麗。
南斗紅鶴拳
南斗六聖拳のひとつで、伝承者はユダ。敵の返り血を浴びる妖拳。あまりにも早い拳で、衝撃は背中にまで突き抜ける。衝撃が地面や水面を伝う奥義・伝衝烈波もあった。
南斗白鷺拳
南斗六聖拳のひとつで、伝承者はシュウ。南斗聖拳一〇八派の中で、足技を主体に攻撃をする拳。足技でシュウ自身が南斗白鷺拳の真髄と評した烈脚空舞の他、掌を使い相手を幻惑する奥義・誘幻掌もある。
南斗鳳凰拳
南斗六聖拳のひとつで、伝承者は聖帝サウザー。南斗聖拳一〇八派中、最強とされる。南斗の中で唯一、北斗神拳と同じ一子相伝であるため、帝王の拳と呼ばれる。最強ゆえ前進制圧に特化し、普段「防御の型」と称する「構え」はないが、対等の敵が現れた時、帝王の威信を賭けて「構え」を使う(奥義・天翔十字鳳)。
南斗双斬拳
聖帝サウザーの2人の部下、ベジとギジが使う。投剣を恐ろしい速さで投げ合って、敵との間合いを詰めてとどめを刺す。
南斗無音拳
使い手はGOLANの大佐(カーネル)。自称世界最強の殺人拳。気配を消し去って、敵の背後を取り、指に装着した鋭利な鉄爪で切り刻む。
南斗双鷹拳
ハズ、ギルのハーン兄弟が伝承者。南斗聖拳一〇八派のひとつ。個々でも屈強であるが、極意は、二身一体の攻撃にある。
跳刀地背拳
使い手はジャツカル率いるウォリアーズの最高幹部フォックス。相手を騙す虚拳。大地という強固なガードを背負い、全面の敵に集中することが出来るが背面は弱点となる。
羅漢仁王拳
使い手はピレニィプリズンの獄囚デビルリバース。5000年前から伝えられる古代インド殺人拳で、あまりの威力から時の皇帝から禁じられていた。風圧を自在に扱う奥義・風殺金剛拳は、アニメ版で拳王ラオウも使った。
華山群狼拳
使い手は牙一族。象形拳の流れを汲み、集団で襲いかかり、大男と小男が連係する子供騙しにしてこけおどしの拳法。
華山角抵戯
使い手は牙大王。中国拳法打雷台の流れを汲む相撲の源流のひとつ。奥義・華山鋼鎧呼法により体を鋼鉄の鎧にすることが出来る。
野猿牙殺拳
使い手はアミバ配下で木人形(デク)狩り隊のハブ。軽業のような跳躍力と長い棒を使って防御の弱い頭上を取って攻撃するらしい。
アミバ流北斗神拳
トキに変装して悪事をはたらいたアミバが名乗った北斗神拳。いくつかの新秘孔も究明したが、本家のケンシロウには勝てず。本出典には関係ないが、「ラオウ外伝 天の覇王」では、アミバは当初、鍼針を極めた北蛇鍼拳なる流派名を自称しており、これに北斗神拳の要素を取り入れて、発展的に押し極めていった拳だと思われる。
二神風雷拳
伝承者はカサンドラの衛士フウガとライガ。同じ血、同じ筋肉、同じ感性を持つ者のみが習得可能。二人の指は、鋭利な金属糸で繋がれており、間に挟み込んで敵を切断する。
泰山流双条鞭
カサンドラの獄長ウイグルが使う。2本の鞭を自在に操り、敵を切り裂く武技。バリエーションとして、兜には多数の鞭が仕込んであり、これを使う場合は泰山流千条鞭と呼ぶ。
蒙古覇極道
上記ウイグルが使う闘技。350kgの巨体から繰り出すショルダータックルで、その威力は絶大。
崇山通臂拳
拳王ラオウが、カサンドラにおいて極意を奪い集めて伝承者となった拳法のひとつ。詳細は不明だが、通臂拳という拳法は実在の拳法である。通臂拳の拳法家は奥義書を差し出し、さすがに拳王は一読して我が物とした。アニメ版では攻撃を繰り出すシーンがある。
首長処刑刀術
拳王親衛隊のザルカが使う刀術。 巨大な三日月刀を風車のように回転させて切り刻む術らしい。
泰山天狼拳
伝承者は天狼星のリュウガ。狼の牙を模した手の動きで敵を寸断する拳法。あまりのスピード故に、流血の間もなく、傷口に冷気を感じる。
泰山妖拳蛇咬帯
使い手はヒルカ。自称拳王配下最強拳らしい。自在に操る布(蛇咬帯)をからめ、相手の身動きを封じた後、全身に装置した刃による死の抱擁をする。
泰山破奪剛
雲のジュウザに倒された野党の頭目ゲルガが使う拳法。自慢の豪腕で衝撃波を走らせるが、攻撃はロングレンジには及ばないようだ。
元斗皇拳
天帝を守護する拳法のひとつ。伝承者は金色のファルコ。ソリア、ショウキも使い手。光を発する手を持ち、敵の細胞を瞬時に滅殺する。
詳細は、Category:“架空の能力・格闘技・武術”に出典の 元斗皇拳 も参照。
北斗琉拳
極めた者は魔界に達する魔道の拳。別名を「北斗劉家拳」(蒼天の拳より)。ジュウケイを師とし、カイオウ、ヒョウ、ハンの三羅将とシャチの四人が伝承した。
詳細は、Category:“架空の能力・格闘技・武術”に出典の 北斗琉拳も参照。
西嶽派銀槍
羅将ハンの配下で修羅となった男が使う槍術。野心がないのでハンに認められず、発動する間もなく殺されたため、詳細は不明。
蒙古流妖禽掌
郡将カイゼルが使う。相手を傷つけることなく一瞬で敵の骨や内蔵を取り出すことが出来る恐るべき拳法。
北斗宗家の拳
修羅の国に伝わる北斗の源流となった拳。ケンシロウの実兄で北斗宗家の嫡流であるヒョウや北斗宗家の傍流であったカイオウに先天的に伝承されていた。赤子の頃に修羅の国を出たケンシロウにも、当然ながら宗家の血は潜在的に流れており、カイオウとの初戦においてその血は目覚めた。さらに、ケンシロウが継ぐべき北斗宗家の秘拳なるものも存在するが、その在り処は永らくヒョウの記憶に封印されていた。
北斗宗家の秘拳
北斗宗家の拳を完璧に無効化する受けの技法。
大成して極致に達した北斗宗家の拳は、その受け技も究められ、実戦における存在意義を失ってしまった。それ故、無敵の暗殺拳が切望されることとなり、宗家の拳は、完成され尽くされた様式を一度崩す事で、新たに進化を続ける余地を得た北斗神拳と北斗琉拳を生み出し、発展的解消を迎える事となった。
大乗南拳
辺境のサヴァの国王であるアサムが伝承者。息子のカイ、ブコウ、サトラの三兄弟も使う。肉を切らせて骨を断つ一撃必砕の剛拳。奥義書には大乗南拳乱れるとき北斗神拳伝承者が現れると書かれてある。
羈獣拳
コウケツの最終兵器で、彼が造りあげた巨人マイペットにコウケツ自身が乗り込む。コウケツの頭脳とマイペットのパワーがひとつになることで地上最強になるらしい。
白爪妙拳
屈強なゾルド軍の長、ゾルドが使う。剣を使う拳法か(?)。ボルゲには通じず。
南斗爆殺拳
アニメオリジナル。ジャッカルがダイナマイトを投じた時に、この拳法名を発した。ただ単に、点火したダイナマイトを投げつけるだけで拳法と呼べる代物ではない。ケンシロウにも「火薬にたよって何が拳法だ」と突っ込まれている。
南斗龍神拳
アニメオリジナル。KINGであるシンの配下のドラゴンとパトラの連係技。拳法と言うより闘術の一種。ドラゴンの持つ真の発火能力と、パトラの幻術による炎で敵を幻惑させ、パトラの剣でとどめを刺すというもの。
南斗翔天拳
ジョーカーが使用したアニメオリジナル拳。残像を残しながら空中を高速で移動し、相手に襲いかかる。残像にも当たり判定がある。しかし出始めが遅いらしく、ケンシロウに密着され逃げ惑うシーンがある。
南斗百斬拳
アニメオリジナル。シンの部下ダンテが使い手。アニメオリジナル南斗聖拳の中では、比較的まともな拳法のようだが、大した見せ場はなかった。
南斗暗鐘拳
アニメオリジナル。KING配下のザリアが使用した技だが拳とは名ばかりで呪術である。生者をゾンビ化して操るほか、死者の肉体を蘇らせて戦わせるなど常軌を逸した技。
南斗風車斬
アニメオリジナル。シンの部下バロンが使用。二枚刃の巨大な斧を振り回して攻撃する技。破壊力はあるが、武器の大きさが大きさだけに、動きは鈍い模様。
南斗蛇鞭拳
アニメオリジナル。シンの部下ジャンクが使用。鞭を生きた蛇のように操って攻撃する技で、ケンシロウに無数の傷を負わせたが、致命傷とはならなかった。
南斗人間砲弾
アニメオリジナル。シンの部下でゴールドウルフ隊の隊長、ガレッキーが考案。大砲で人間を打ち上げて攻撃するサーカスのような技で、特に拳法と呼べるものではない。
南斗列車砲
アニメオリジナル。「南斗」を冠しているが拳法や闘技の類ではなく、「ジョーカー・バルコム」と命名された列車砲 で、兵器である。しかしながら、その砲撃による破壊力は尋常な物ではない。欠点は次発装填に時間がかかることである。砲術指揮官はトウダ。
泰山寺拳法
週間少年ジャンプに北斗の拳が連載される前の1983年フレッシュジャンプ4月号と6月号に掲載されていた読み切り版「北斗の拳」で登場した拳法。
アニメでもシンの部下の大将軍バルコムが使い手として登場。体を鋼鉄並に硬くする牙大王の華山角抵戯に似た呼吸法を使う。両手を高速で動かし、異次元空間のようなものを作り出して攻撃する「妖鬼幻幽拳」と言う必殺技があるが、この「妖鬼幻幽拳」という技は、読み切り版「北斗の拳」で泰山寺南西支部長で泰山寺A級戦士「金峰梅軒」(きんぷばいけん)が使った奥義で正式名は「妖鋼筋鬼幻幽拳」という。
蘭山紅拳
アニメオリジナル。北斗神拳と同じく一子相伝の秘拳で、拳王に人質を取られてケンシロウとの対決を強要された女性拳士ベラが使用した。バラをくわえて戦うという特徴があるが、ベラの先代である父親は大変ごつい。バラを口にくわえた筋骨隆々の父親の姿は想像を絶する。多くの北斗系掲示板でも書かれているが、物語上ラオウもこの技を会得していることになるので、あの拳王が口にバラという姿もまた想像を超える。
黒掌十字拳
アニメオリジナル。ウイグルの部下ターゲルが使い手。独特の腕を交差させた構えから、敵を一瞬にして十字型に切り裂く殺人拳。尚、設定では中国山東省盧山の秘密の修験所に始まる拳法とのことであるが、山東省にあるのは泰山であり、盧山があるのは江西省。
風雷十極拳
アニメオリジナル。ライガ、フウガの師であるソウジンが使い手。二神風雷拳の源となる拳法。両手の十指より、中空に鋭利な金属糸で極線を定め、一瞬にして相手を切り刻む殺人拳。見た目はまるで、指からレーザー光線を放っているかのようである。
鉱支猫牙拳
アニメオリジナル。ユダの部下コマクが使用。猫のように「ニャオー」と叫びながら飛び回り、爪で相手を切り裂く拳法で、高くて狭い所ではより威力を発揮するようだが、相手がケンシロウであったため、大した見せ場はなかった。



北斗百裂拳(ほくとひゃくれつけん)
猛烈な早さで敵の全身の秘孔を攻撃する、北斗神拳の花形。原作では一度限りの使用。おお よそ暗殺拳らしくない剛の技だが本作の象徴的な存在。初期の頃は指でピシピシと秘孔を軽快に突くイメージだったが、次第に手拳でガンガンと殴り破壊する豪快な技に変遷。ちなみにケンシロウの打突速度は3秒間で50発。
二指真空把(にししんくうは)
北斗神拳の技の一つだが、敵から放たれた矢を驚異的な俊敏力と動体視力により二指間で受け止め、放った相手に正確に投げ返すという、カウンター攻撃の如き非常に特殊な技。その利便性からケンシロウやラオウなどが度々使用した。
北斗残悔拳(ほくとざんかいけん)
敵のこめかみを両手の拇指で思い切り打突する技。拇指を抜くと3秒後に大爆発して死ぬ。(アニメ版では7秒)
交首破顔拳(こうしゅはがんけん)
北斗神拳の技の一つ。敵の両首を突き、膝蹴りを顔に入れる。受けた敵は顔が真っ二つになる。
五指烈弾(ごしれつだん)
北斗神拳の技の一つ。親指の付け根辺りを突いて、全ての指を骨もろとも砕く技。
北斗柔破斬(ほくとじゅうはざん)
極度の肥満体という条件の敵専用(?)の大技。作中でもハートにのみ使用した。足で敵の贅肉を掻き分けてから秘孔を攻撃するというコンボ攻撃になっている。
南斗獄屠拳(なんとごくとけん)
北斗神拳伝承者となった直後のケンシロウを一蹴したシンの威力絶大な技(奥義かもしれない)。跳び蹴りからの空中戦で、膝・肘の四肢の関節を、瞬時に切り裂くか切断して、敵を戦闘不能状態にする。テレビ・映画では「南斗獄殺拳」という名称で登場。
北斗飛衛拳(ほくとひえいけん)
シンの南斗獄屠拳に対してケンシロウが放った技。名前はアニメからついた。ユリアを奪われた回想時には破られて敗北したが、アニメでは再戦でこの技を使用し競り勝った。(秘孔を外してあったため威力は不明。)
南斗千首龍撃 (なんとせんしゅりゅうげき)
シンがケンシロウとの再戦で繰り出した南斗聖拳の技で、アニメ版で名前が登場した。
一撃必殺の凄まじい手刀を連撃で突き入れ、放った手刀が残像で何本もあるかのように見えるが、シンの技を見切ってしまったケンシロウにはもはや通用しなかった。
北斗十字斬(ほくとじゅうじざん)
ケンシロウがシンに止めをさした技。原作ではこの技の名前は無く、アニメ版のみ命名。ブラッディークロス(十字)の形で秘孔を突くようにして拳を叩き込む。この技を受けた者は1分後に死ぬ(アニメ版では3分後に死ぬ)。
北斗鋼筋分断脚(ほくとごうきんぶんだんきゃく)
オアシスの村で食糧を強奪しようとした大男に使った。肩を軽く蹴りさらに口辺りを軽く蹴る。腕の筋力を自在に減らすことが出来る。
空極流舞(くうきょくりゅうぶ)
北斗神拳の技。大佐(カーネル)の投じた4つのブーメランを紙一重で見切って空中で流し、且つ破壊する。
北斗壊骨拳(ほくとかいこつけん)
ケンシロウが大佐(カーネル)に対して使ったとどめの技。眉間への一撃のみの攻撃だが、身体背面から骨格のみが飛び出してしまうという破壊力の大変強い技。
北斗虚無指弾(ほくときょむしだん)
ジャッカル配下である偵察隊の男達の記憶を数日消した技。
北斗断骨筋(ほくとだんこつきん)
あべしのボクサーに使った技。腕を破壊しさらに顔面も潰す。
転龍呼吸法(てんりゅうこきゅうほう)
北斗神拳の奥義。普通人間は潜在能力の30%の力しか発揮できないがこの転龍呼吸法により100%の力を引き出す。
風殺金剛拳(ふうさつこんごうけん)
羅漢仁王拳の技。凄まじい風圧を敵に浴びせ吹き飛ばす。
北斗七死星点(ほくとしちしせいてん)
北斗七星の形に深く秘孔を突く。受けた敵は全ての肋骨が内側に折れて死亡する。
北斗千手壊拳(ほくとせんじゅかいけん)
北斗百裂拳の強化版のような大技。一瞬で圧倒的な数の手拳を叩き込む。技が発動するまでの事前動作が非常に長いという特徴がある。
北斗破顔拳 (ほくとはがんけん)
北斗神拳の技の一つ。原作で、ケンシロウが牙一族の獣人マダラを倒した無名の技だが、技の呼称はアニメ版で登場した。交首破顔拳と名前が似ているが、突く秘孔と死にざまが異なる。ケンシロウがマダラの左顔面を裏拳でめり込ませると、顔が割れて躯が崩壊した。
聖極輪(せいきょくりん)
北斗神拳秘伝の構え。お互いの秘孔を突き一時的に仮死状態になる合図。
南斗虎破龍(なんとこはりゅう)
聖極輪の合図を受けて出す北斗龍撃虎と対応する構え。敵を欺くため、互いに秘孔を突き、一時的に仮死状態になることを意味している。おそらくはレイだけでなく、ある程度の南斗聖拳拳士に伝えられている構えと推測できる。問題は南斗も秘孔が使えるのかと言う点にあるが、南斗聖拳も基礎には北斗と共通する部分を持っている流派もあり問題ないのであろう。
北斗龍撃虎(ほくとりゅうげきこ)
聖極輪の合図を受けて出す南斗虎破龍と対応する構え。敵を欺くため、互いに秘孔を突き、一時的に仮死状態になることを意味している。ケンシロウがレイと二人で牙大王を欺き、活路を開くために使った。
華山鋼鎧呼法(かざんこうがいこほう)
牙大王の使う華山角抵戯の奥義。呼吸法により体を鋼鉄の鎧と化すことが出来る。
岩山両斬波(がんざんりょうざんは)
北斗神拳の技で、渾身の力で振り下ろす手刀攻撃。劇中では秘孔に対する効果が発動しておらず、純粋に力任せに打ち下ろす手刀攻撃のようである。
【 岩山両斬波のパロディー 】− 「ゲノム」第3巻のミジンコの回で、ダクエルがパクマンの股間に放った。
北斗千手殺(ほくとせんじゅさつ)
無数の突きを相手に浴びせる技。ジャギが使用
北斗八悶九断(ほくとはちもんくだん)
ケンシロウがジャギに使おうとした技。初撃は正拳突きだが、ケンシロウが寸止めしたため詳細は不明。
北斗羅漢撃(ほくとらかんげき)
ジャギが披露した北斗神拳の技。自称、素早い突きを次々に繰り出す。
南斗邪狼撃(なんとじゃろうげき)
アーケードゲームオリジナルの命名。漫画原作での、ジャギがケンシロウに追い詰められた際に放った、いわゆる「 スローな南斗聖拳 」に、ゲームの性質上名前をつけたものだと思われる。
手刀で石像を貫通させたり、痛みすら感じさせずに臓腑を抜き取ったりすることができる。この技をどうやって身につけたかは不明ではあるが、ケンシロウが北斗神拳の伝承者に決まって以降、ジャギは拳王の元で動いていた様子が覗え、その時に身につけたのではないかとも考えられる。
怒拳四連弾(どけんよんれんだん)
卑劣なジャギに放ったケンシロウのオリジナル技。名前は原作のタイトルから。
シンの分の蹴りの連打、ユリアの分の百裂拳、兄弟の分の矢、ケンシロウ自身の怒りを込めた拳を叩き込む。
醒鋭孔(せいえいこう)
北斗神拳の奥義。胸椎の秘孔を突き、痛感神経をむき出しにする。何かに触れたり、触られただけで全身に激痛が走る。
鷹爪三角脚(ようそうさんかくきゃく)
アミバが使った壁キックを利用した三角蹴り。南斗聖拳の技か否かは不明。
残悔積歩拳(ざんかいせきほけん)
秘孔を突かれた相手は、自分の意思とは無関係に足が勝手に歩き出すという北斗神拳の奥義。その後、一定時間が経すると破裂して死ぬ。
熊胴断波(ゆうどうだんは)
泰山流双条鞭で捕らえ、さらに相手をバラバラにする。
泰山流千条鞭(たいざんりゅうせんじょうべん)
ウイグルが使用した鞭技。大量のバラ鞭で相手を叩きのめすか、絡め取って動きを封じる。問題はこの膨大なボリュームのバラ鞭を収納する場所だが・・・
北斗鋼裂把(ほくとこうれつは)
蒙古覇極道を6本の指だけ受け止め、その肩の筋を引き裂いた技。
北斗有情拳(有情破顔拳)(ほくとうじょうけん)(うじょうはがんけん)
トキが使った秘孔牽正への北斗神拳。体がありえない方向に曲がるが痛みはなく、死ぬ間際に天国を感じる。
断己相殺拳(だんこそうさいけん)
レイが拳王ラオウを倒すため、相打ちを狙った南斗究極奥義。拳を繰り出す前に、拳王に見切られ、放り上げたマントで阻止されたため、どういう拳なのか詳細は不明。自分の体もろとも敵を輪切りにしてしまう技か。おそらく南斗聖拳に共通の奥義で、他にも伝授されている者もいよう。
劇場版アニメでは、『断己相殺拳』のイメージ映像が存在するようである。又、セガの対戦型格闘ゲームでは『飛燕流舞』の強化版と言えるような技となっている。
北斗七死騎兵斬(ほくとしちしきへいざん)
馬上の敵を討ち取るための技。ケンシロウが馬上のラオウに使用したが効果は上がらなかった。しかしながら、ラオウの顔に傷を負わせた技でもある。
裂闘破鋼棍(れっとうはこうこん)
トキの到着を遅らせるため、拳王ラオウの命でトキを襲った大男の技。2本の鋼棍で殴りかかるパワー系の技であるが、トキには全く当たらず、逆にそのパワーを利用されて両腕を折り曲げられる。
七星点心(しちせいてんしん)
北斗神拳の奥義。リュウケンがラオウに使った。死を司る北斗七星の動きから無数の突きを繰り出す。ラオウは見切れず敗北必至だったが、突然の病の発作を起こしたリュウケンを倒す。
飛燕流舞(ひえんりゅうぶ)
南斗水鳥拳の技。華麗に空に舞い、離れた相手を両断する。レイは大型の猛禽をきれいにスライスしてみせた。見る者の心を奪ってしまう美しい技であるらしく、見とれてしまったユダの激しい妬みをかう。
伝衝裂波 (でんしょうれっぱ)
ユダがレイとの対決で放った南斗紅鶴拳の技。原作では呼称されておらず、アニメ版で命名され、テロップでは奥義として出ていた。
拳速の優位性を生かした紅鶴拳の斬撃による真空波で、地面や水面を伝わって離れた敵を切り裂く。
そのロングレンジからの攻撃は非常に有用で、北斗神拳奥義・水影心で「伝衝裂波」を写し取ったケンシロウが、後のシュウとの対戦や、修羅の国に上陸した際に迎撃してきた2名の仮面の修羅に対しても使っている。
血粧嘴(けっしょうし)
南斗紅鶴拳の奥義。ユダが、レイにとどめを刺すために使おうとしたが、発動する前にレイの飛翔白麗が決まってしまい、日の目を見ることがなかったものの、相手に嘴(くちばし)のような鋭い突きを高速で繰り出し、血を噴き出させる妖拳だと推測された。
本出展とは別物ではあるが、「ラオウ外伝 天の覇王」おいて、ユダは『血粧嘴』をラオウとの対戦で実際に発動している。その時は、爪を立てた両掌による高速の突きの連弾であったが、ラオウには通用しなかった。又、セガの対戦型格闘ゲームでは、真空刃のようなものを飛ばした後水平に飛び込み回転しての突きで刳る技として描写されている。
飛翔白麗(ひしょうはくれい)
南斗水鳥拳の奥義。華麗に高く跳躍し、上空から敵の間合いに瞬時に入り、両手での手刀を相手の両肩に食らわせて戦闘不能にする。ユダは、この奥義にまたしても心を奪われ、逆にとどめを刺されてしまった。
誘幻掌(ゆうげんしょう)
南斗白鷺拳の奥義。掌の動きで幻惑し、気配を断って攻撃する。盲目のシュウがゆえに会得できた奥義。
裂脚空舞(れっきゃくくうぶ)
南斗白鷺拳の技。バク転しながら蹴り上げた後、倒立して自在に脚の連打を見舞わす。シュウ曰く、「南斗白鷺拳の神髄」。
水影心(すいえいしん)
北斗神拳の奥義。一度戦った拳法の技を、水鏡に映した影のごとく自分の物として使うことが出来る。
極星十字拳(きょくせいじゅうじけん)
南斗鳳凰拳の技。構えのない姿勢から、鋭く敵の間合いに踏み込み十字型に切り裂く。
南斗裂脚斬陣(なんとれっきゃくざんじん)
南斗白鷺拳の技。脚を旋回することによって、取り囲む敵をまとめて一気に切り裂く。
北斗有情断迅拳(ほくとうじょうだんじんけん)
トキが使った。敵陣に切込み、多勢の人数を一瞬にして倒し陣を崩す。もちろん有情拳につき、倒された者には痛みはなく天国を感じる。
天翔十字鳳(てんしょうじゅうじほう)
南斗鳳凰拳の奥義。鳳凰拳は「帝王の拳」とされ本来は防御の姿勢である構えはない。しかし、対等の敵が現れた時には、帝王の威信を賭けて、天翔十字鳳の構えをとる。天翔十字鳳は、自らの体を空中に舞う羽根と化し、どんな達人にも砕かれることがないという。
セガの対戦ゲームでは巨大な鳳凰を相手にぶつけるという技になっている。
天破活殺(てんはかっさつ)
北斗神拳の奥義。相手に触れずに闘気で秘孔を突く技。
北斗有情猛翔破(ほくとうじょうもうしょうは)
無数の突きを相手の体に入れた後、鳩尾に強烈な一撃を加える。有情拳につき痛みは伴わない。
七星抹殺(しちせいまっさつ)
北斗神拳の技。自らの命を捨てて敵を討つ相撃ちの拳。コウリュウがラオウを倒す為、発動しようとした。
北斗天帰掌(ほくとてんきしょう)
技ではなく型の一つで、北斗の拳士同士が戦う前にとる儀式。誤って相手の技に倒れても悔いを残さず恨まず天に帰るという意味。
無想陰殺(むそういんさつ)
北斗神拳の技。気配を読んで殺気との間合いを見切り、無意識に蹴りや突きなどを繰り出す必殺の拳。ラオウはトキを全く見ずに気配をさっして後ろ蹴りを放った。
闘頸呼法(とうけいこほう)
北斗神拳の奥義。呼気と共にエネルギーを蓄え、吐気と共に一気に拳にその力を込める呼法。
天翔百裂拳(てんしょうひゃくれつけん)
トキが得意とする空中戦の技のひとつ。宙に舞い、一気に相手との間合いを詰めて百裂拳を放つ。
天狼凍牙拳(てんろうとうがけん)
泰山天狼拳のリョウガの技。凍気すら感じる速さで、牙のような鋭い無数の突きを打ち込むものと思われる。
五車炎情拳(ごしゃえんじょうけん)
五車星の一人、炎のシュレンの拳法。燐を使い、敵を切り裂きつつ炎上させる。
撃壁背水掌(げきへきはいすいしょう)
五車星の一人、雲のジュウザの(我流の)技。身をすりあわすほど接近し、わずかな隙間さえあれば、両掌に集中したエネルギーで瞬時に致命的な打撃を与える。
北斗剛掌波(ほくとごうしょうは)
掌から凄まじい闘気を放つラオウの代表的な技。後にラオウに付き従い、技を盗み取ったバランも使用した。
無想転生(むそうてんせい)
心に真の哀しみを背負った者にしか会得できないと言われる北斗神拳究極奥義。存在を消し去り敵の攻撃を無にしてしまう特殊な技だが、同時に、攻撃を仕掛けてきた相手に反撃してダメージを与える。
天将奔烈(てんしょうほんれつ)
北斗神拳の技。両手に込めた猛烈な闘気を放ち、敵を打ちのめすラオウの無敵の拳。
華山獄握爪(かざんごくあくそう)
バスクの使う拳。宙で体を回転しながら、掴んだ鋼鉄をも引きちぎる技。
元斗流輪光斬(げんとりゅうりんこうざん)
元斗皇拳の技で紫光のソリアが使った。攻も守も円、高速の手の動きで闘気の流輪を作り連続攻撃を加えて相手を切り裂く。
破の輪(はのりん)
元斗皇拳の奥義。巨大な手の形をした闘気を両手に纏い攻撃する。
双羽落爪破(そううらくそうは)
ハーン兄弟が使う南斗双鷹拳の技。双鷹拳の極意は、二身一体の攻撃にあり、兄弟による空中からの攻撃。二人が手を組んで虚空に舞い、加速度をつけて落下し、敵を切り裂く。
衝の輪(しょうのりん)
元斗皇拳奥義。手にから放たれる闘気を光の輪に変えて襲い掛かる。両手からのダブル攻撃はさらに効果大。
天衝舞(てんしょうぶ)
元斗皇拳の空中技。宙に舞って相手頭上を取り、落下しつつ攻撃を加える。間合いを見切り、相手が放つ拳の上に立つこともできる攻防一体の技。
元斗白華弾(げんとはくかだん)
元斗皇拳の技。闘気を手に集め、弾頭のように拳で突く。
忍棍妖破陣(にんこんようはじん)
無名修羅の使った修羅忍道の技。2本の伸縮自在の棍を手足のように使って襲い掛かる。
千手魔破(せんじゅまは)
無名修羅の使った修羅忍道の技。多数の手裏剣を一度砂に潜らせて、見切れないようにして攻撃する。手裏剣は自動追尾機能のあるかのごとく、正確に敵を捕らえる。
修羅忍道破魔砂蜘蛛(しゅらにんどうはますなぐも)
無名修羅の使った修羅忍道の技。砂に潜って自身の姿を隠して間合いに入り、急襲する技と思われるが、具体的に何をするのかはよく分からない。
滅凍黄凄陣(めっとうこうせいじん)
元斗皇拳の技。闘気で周りの地面や砂地を凍結させて結界を作り、敵の動きを見切る。
毒蜘蛛手刃滅把妖牙(どくぐもしゅとうめっぱようが)
無名修羅の使った修羅忍道の技。闘気を纏った手刀で突き刺す技と思われる。
元斗猛天掌(げんともうてんしょう)
元斗皇拳の技。北斗剛掌波ように掌から闘気を放ち相手を討つ技と思われる。
黄光刹斬(おうこうせつざん)
元斗皇拳の秘奥義。絶大な闘気を纏った手刀で相手を一刀両断にスライスする。
愛羅承魂(あらしょうこん)
技ではなく、修羅の国での闘いの儀式で使う言葉と思われる。儀式としては、倒した男の血を塗り、自らの血の中に入れる。この言葉と倒した男の血と傷で自分の強さを精神的に高めるというもの。
誘闘赤円舞(ゆうとうせきえんぶ)
砂時計のアルフが使った技。毒牙を含んだマントを突かせて視覚を幻惑(眼前に無数のマントがあるように見える)しつつ、無数の突きを相手に叩き込みとどめを刺す。
喝破玩(かっぱがん)
北斗琉拳の技。相手の両眉辺りに突きを入れる。相手は縦方向にどんどん小さく潰されて行き死ぬ。
幻闇壊(げんおんかい)
石のように動けず、口も聞けない状態になり、3日目に北斗七星が煌めく時に体が崩壊する。元々はシャチが地領を治めていた修羅に仕掛けた技だが、北斗琉拳でどう呼称されているのかは不明。北斗神拳ではこの技を「幻闇壊」と呼ぶ。
虎背熊牙盗(こはいゆうがとう)
群将カイゼルが使った孟古流妖禽掌の技。敵に傷を与えることなく骨格や内腑を抜き取り、戦闘不能にさせる。
伐陀羅(ばっだら)
群将カイゼルが使った孟古流妖禽掌の技。技を掛ける前にカイゼルがシャチに倒されたため、詳細は不明。状況からして捨て身の大技かと思われる。
破摩独指(はまどくし)
北斗琉拳の技。人差し指で相手の目を突き、闘気を送り込んで頭部を破裂させる。
魔舞紅躁(まぶこうそう)
ハンの使う北斗琉拳の奥義。あまりに早いため拳のため、相手も葬られていることに気がつかない。疾風のごとき闘気により、敵は吹き飛ばされ砕け散る。
双背逆葬(そうはいぎゃくそう)
北斗琉拳の技。北斗神拳の二指真空把と同じような技。敵が放った物を二指間で受け止め、放った相手に正確に投げ返す。シャチがハンにチェスの駒を投げ返した時は当たる前に砕けた。
疾火煌陣(しっかこうじん)
ハンの使う北斗琉拳の技。疾風のごときスピードで一瞬にして間合いを詰め、飛び蹴りを浴びせる。
白羅滅精(はくらめっせい)
ハンの使った北斗琉拳の技。発動直後にケンシロウから返し技(天将奔烈)を喰らったため、詳細は不明だが、掌から凄まじい闘気を放出する技だと思われる。
斬風燕破(ざんふうえんぱ)
北斗琉拳の技。心臓を目にも留まらぬ早さで突く。
交牙断随(こうがだんずい)
修羅であるシエの技。腕に装着した2本の超巨大なナイフで襲い掛かる。
幻魔影霊(げんまえいれい)
魔闘気が巨大な影を作り出す。修羅の国の人間はこれにより羅将カイオウの到来を知る。
北斗仙気雷弾(ほくとせんきらいだん)
魔界に入り口に立ったジュウケイに対し、正気に戻すために、若きリュウケンが使った北斗神拳の技。上空より多数の闘気を放ちながら、速い体捌きで落下しつつ、実体を捉えられることなく突きを入れる。
呪龍羅斬陣(じゅりゅうらざんじん)
カイオウ滅殺隊の修羅が肩車をして、ムカデのような隊形を作り襲い掛かる。
暗流霏破(あんりゅうひは)
魔闘気の巨大な弾を乱れ打ちにする北斗琉拳の剛拳。カイオウが使った。闘気を操ることに関して北斗琉拳は秀でており、ケンシロウを瀕死の状態に追い詰めた。
暗流天破(あんりゅうてんは)
魔界に入りし、北斗琉拳を極めた者を象徴する技。圧倒的な魔闘気を空間に放ち、その威力によって重力を遮って無重力状態を作り出し、敵に自分の位置を見失わせるという大変特殊な技。この技で相手を 捉えたところに大技を叩き込むというコンボ攻撃をカイオウが多用し、ケンシロウを苦しめた。
遊昇凄舞(ゆうしょうせいぶ)
黒夜叉が持つ北斗琉拳の暗流天破を破る秘拳。空間を乱れ飛び、実体を悟らせず間合いを詰め、敵を砕く。
擾魔光掌(じょうまこうしょう)
ヒョウに伝授されていた北斗宗家の拳技。手で闘気を練り上げて纏い、一瞬にして敵を切り裂く。かろうじてケンシロウはかわすことができた。
万手魔音拳(まんじゅまおんけん)
ヒョウに伝授されていた北斗宗家の拳技。尋常でない拳速で、敵には、万の手が突き掛かるように見える恐るべき拳。
呼頸虚塞(こけいこそく)
北斗琉拳の無呼吸での闘法。酸欠状況の戦場でも戦える。
北斗逆死葬(ほくとぎゃくしそう)
北斗神拳伝承者は自分でも知らぬうちに北斗七星の動きをとる。その動きを妨げるため、戦場に北斗七星の形に石柱を立て動きを封じる。
凄妙弾烈(せいみょうだんれつ)
実体はカイオウに伝わっていた北斗宗家の技で、敵の破孔めがけて猛烈な速さで突きを入れる百烈拳のような技。ケンシロウに破られる前までカイオウの不敗の拳だった。
拳盗捨断(けんとうしゃだん)
北斗宗家の技で、敵の拳そのものを破壊する手刀の一撃。ケンシロウがカイオウの拳を封じ、勝負の決め手となった。
煩苦覇棍(はんくはこん)
コウケツのマイペットが使った技。2本のトンファーで襲い掛かる。
双同異太刀(そうどういだち)
サトラの大乗南拳の武技。双身刀で襲い掛かる。
銀流陣(ぎんりゅうじん)
大乗南拳の秘拳らしい。鎖のついた鉄球を相手に発射し動けなくする。ブコウが使った。
包破鎖万獄(ほうはさまんごく)
ブコウの大乗南拳の武技。銀流陣で相手の動きを封じ、さらに無数の鎖を放って巻き縛る。
拷熊甲捨拳(ごうゆうこうしゃけん)
大乗南拳の技。ブコウが見せた力まかせの一撃必砕の剛拳。
七点掌(しちてんしょう)
北斗神拳の構えのひとつ。光帝バランがラオウより盗み取った物のひとつ。
残影蠍拳(ざんえいかつけん)
北斗神拳の技。最初に残像の突きを見せ、相手が対応した以外の無防備な部分に本当の突きを入れる。光帝バランがラオウより盗み取った拳のひとつ。
多頭凶蛇棍(たずきょうじゃこん)
ボルゲが使った。無数の棘がついていて、蛇のようにあらゆる方向に曲がる長大な棍で、自在な攻撃を行なう。

[編集] 経絡秘孔・経絡破孔
人体に経絡秘孔は708、経絡破孔は1109ある。経絡とは血や神経の流れであり秘孔とはその要髄。秘孔封じとはその名の通り秘孔の効果を防ぐこと。元斗皇拳の秘孔封じは細胞ごと死滅させる。

詳細は、Category:架空の能力・格闘技・武術に出典されている「経絡秘孔」も参照。

(注: ここでは、漫画原作に登場した秘孔・破孔名に限り、その登場順に説明する)。
頭維(四合)(とうい)
指を抜くと3秒後に死亡する。両耳の少し上。ケンシロウがスペードに。
頭顳(ずせつ)
今の一瞬の記憶を消す。両頬の少し上。ケンシロウがクラブの部下に。
命門(めいもん)
一分の命。背骨が筋肉の張力に負けて折れる。ケンシロウがクラブに。
明見(めいけん)
両腕が自分の意志に関係なく左右に拡がる。ケンシロウがGORAN部隊長に。
定神(ていしん)
正気を失った人を落ち着かせ眠りにつかせる。鼻の下。ケンシロウがリマに。 
瞳明(どうめい)
眼球を回転させて視力を失わせる。ケンシロウがGORANの大佐(カーネル)に。
新一(しんいち)
体とは無関係に口を割る。ケンシロウがフォックスに。
新伏免(しんふくめん)
その場から一歩でも動くと死ぬ。ケンシロウがマミヤの村を監視していた牙一族に。
頬内(きょうない)
顎の動きを封じ、相手を噛み殺すことが出来ない。ケンシロウがマダラに。
大胸筋(だいきょうきん)
筋肉が脂肪のように軟弱になる。ケンシロウが牙大王に。
建明(けんめい)
失明した目が見えるようになる。ケンシロウがアイリに。
龍頷(りゅうがん)
体がむき出しの痛感神経に包まれる。ケンシロウがジャギに。
激振孔(げきしんこう)
アミバが発見した秘孔。血管を破るほどに心臓の運動を急激に増加させる。両肩。アミバがユウの父に。
戦癰(せんよう)
体が動かなくなる。両腰の裏。アミバがケンシロウに。
膝限(しつげん)
足が自分の意志に関係なく後ろに歩を進める。ケンシロウがアミバに。
頭顳(ずしょう)
体が意志とは無関係に動く。ケンシロウが拳王親衛隊の一員に。
牽正(けんせい)
手足が勝手に曲がっていき死ぬ。有情拳で突くと死に際に天国を感じる。トキが自分を殺そうとした拳王親衛隊の二人に。
新血愁(しんけっしゅう)
3日間の命。その間、徐々に体が破壊されていき、最期は全身の血を吹出して崩壊する。ラオウがレイに。
新膻中(しんたんちゅう)
秘孔を突いた者の声が掛からないと体が動かない。トキがケンシロウに。
頸中から下扶突(けいちゅう、かふとつ)
新血愁を受けた者と同じ苦しみを与える。ケンシロウがダガールに。
心霊台(しんれいだい)
新血愁と対応する秘孔。激痛と引き換えに命を少し延ばす。トキがレイに。
児鳩胸(じきゅうきょう)
目の遠近感を失わせる。ケンシロウがベギとギジに。
人中極(じんちゅうきょく)
最も破壊力のある秘孔。3秒の命。ケンシロウがサウザーに。
刹活孔(せつかっこう)
一瞬のみ剛力を与える。トキが自分に、ケンシロウがファルコに。
鏡明(きょうめい)
手が崩れ、使えなくなる。ラオウがジュウザに。
解亜門天聴(かいあもんてんちょう)
意志と関係なく口を割る。抵抗したら激痛の上、血を噴出す。ラオウがジュウザに。
喘波(ぜんは)
息を吐けるが吸えない。ケンシロウがゲイラに。
上血海(じょうけっかい)
片足が自由に動かなくなる。ケンシロウが自分に。
戈穴(かけつ)
必殺の秘孔。胸の中央。ケンシロウがファルコに。
門堪孔(もんかつこう)
経絡破孔。子供の力でも突けば死に至る。両首。少年時代のヒョウが自分に。
経星(けいせい)
経絡破孔。記憶を取り戻す。ジュウケイがヒョウに。
詩宝林(しほうりん)
北斗泰聖殿にある石碑の文字を解読する。ケンシロウが自分に。
死環白(しかんはく)
経絡破孔。一時的に視力を失くし、情愛を失わせる。視力回復、後最初に見た者にすべての愛を捧げる。カイオウがリンに。
(その所作を解くには、秘孔を突いて記憶を奪う。バットが自分を愛してしまったリンに。)
【 死環白のパロディー 】 - 「ケロロ軍曹」第3巻のおまけで、すももがケロロの死環白をついた話がある。



テレビアニメ
1984年には、フジテレビで東映動画の製作により、テレビアニメ化も行われた。いずれも毎週木曜19時より放送。1984年10月4日から1987年3月5日にかけて、「世紀末救世主伝説 北斗の拳」(タイトルに「世紀末救世主伝説」が付されたのは23話から)が全109話で放映され、1987年3月12日から1988年2月18日にかけて「世紀末救世主伝説 北斗の拳2」が全43話で放映された。このアニメ化にあたっては、原作の矛盾点などを修正したり、一部オリジナルストーリーも加わるなどの改変が行われている。人体破裂や切断などの過激な暴力・流血描写に関してはシルエット演出で残虐性を抑え、ケンシロウの悪党に対して攻撃的すぎる台詞回しも一部カットされたり別なものに変えられたりと、ゴールデンタイム帯でのテレビ放映への配慮も払われ、当時の編集長の西村繁男によると、残酷描写に関するクレームは編集部にはなく、アニメの方へも特になかったはずと証言している。同じく担当編集者の堀江信彦もクレームがほとんどなかったと証言している。

制作したフジテレビでは再放送が行われていないが、東海地区では東海テレビや中京テレビで、関西地区では関西テレビやテレビ大阪で何度も再放送されている。そのため、ケンシロウ役の声優・神谷明は、関西地区でのイベントや講演で「北斗の拳」に関する話をする場合は、必ずと言ってよいほど「関西では何度も再放送されているんですよね」と発言している。また、当時裏番組で放送していた、テレビ朝日の「クイズタイムショック」を終了に追い込んだ。

ただ、ローカルセールス枠だったこともあり、東海テレビや関西テレビ、広島県のテレビ新広島など、一部系列局では放送開始が大幅に遅れ、別のローカルセールス枠である月曜19:00からの放送など、いわゆる遅れネットとなった。余談となるが、遅れネットされた系列局の多くは、関西テレビ制作の「さんまのまんま」やローカル番組を放送していた模様だ。また、長崎県のテレビ長崎は本放送終了後の再放送枠での放送となった。なお、テレビ長崎の場合は、放送当時日本テレビ系列とのクロスネットという編成上の事情もあったことが理由。


スタッフ
原作:武論尊、原哲夫(集英社『週刊少年ジャンプ』連載)
企画:岡正、中屋喜伸(フジテレビ)
製作担当:菅原吉郎
脚本:上原正三、戸田博史、大橋志吉、土屋斗紀雄、花園由宇保、清水東
シリーズディレクター:芦田豊雄
演出:芦田豊雄、石黒育、佐々木正光、梅澤淳稔、石田昌久、上村修、寒竹清隆、三谷章夫、又野弘道、才谷梅太郎、影山楙倫、政木伸一、板野一郎、勝間田具治、他
キャラクターデザイン:須田正己
作画監督:須田正己、松本清、斉藤浩信、河合静男、福島喜晴、増田信博、金子寛俊、田辺義憲、青嶋克己、影山楙倫、和田卓也、板野一郎、直井正博、山口泰弘、他
美術デザイン:中村光毅(北斗の拳)→坂本信人(北斗の拳2)
音楽:青木望
選曲:田中英行
オーディオディレクター:福永莞爾
プロデューサー:高見義雄
ナレーション:銀河万丈→千葉繁
制作:フジテレビ、東映(東映動画、現東映アニメーション)

主題歌
世紀末救世主伝説 北斗の拳
OP1「愛をとりもどせ!!」(1話〜82話)歌:クリスタルキング
作詞:中村公晴、作曲:山下三智夫、編曲:山下三智夫、飛沢宏元
OP2「SILENT SURVIVOR」(83話〜109話)歌:KODOMO BAND
作詞・作曲・編曲:うじきつよし
ED1「ユリア・・・永遠に」(1話〜82話)歌:クリスタルキング
作詞:野元英俊、田中昌之、作曲:今給黎博美、編曲:今給黎博美、飛沢宏元
ED2「DRY YOUR TEARS」(83話〜109話)歌:KODOMO BAND
作詞:KATZ&JICK、田中昌之、作曲・編曲:うじきつよし
世紀末救世主伝説 北斗の拳2
OP「Tough Boy」歌:TOM★CAT
作詞・作曲TOM、編曲:うじきつよし
ED「LOVE SONG」歌:TOM★CAT
作詞:TOM、作曲:高垣薫、編曲:Light House Project


映画版、OVA版

(東映版)

「世紀末救世主伝説 北斗の拳」
1986年(昭和61年)作品。監督/芦田豊雄。原作におけるケンシロウとラオウの最初の対決までを劇場用に再構成し、全編新作で制作された劇場用オリジナル長編。概ね原作の流れを追っているもののトキは登場せず、北斗の兄弟はケン、ラオウ、ジャギのみで南斗聖拳ではシン、レイのみである。その他一部のキャラクターは立場が変更されて登場している。クライマックスのケン対ラオウ戦は、両者が闘気弾を撃ち合い、街全体を爆撃で破壊してしまうなど暴走気味の激しい描写となっている。

本作最大の特徴は、やはり映画ならではの過激なスプラッタ描写である。テレビ版ではシルエットや透過光によって緩和されていた人体破裂の描写などが露骨に近い形で描かれており、血みどろ感覚が強い。

この作品の中に、青木純一郎がエキストラ声優として出演している。

リンについては、公開時に雑誌で展開していた天帝編に呼応するような設定(実は天帝の双子の妹だった)が暗に示されており、クライマックスではケンシロウはラオウに敗れ、まさにラオウがとどめを刺そうとする瞬間にリンが戦いを制止し、ラオウがリンの忠告を受け入れ、去るという展開で終了するなど、その存在の大きさを伺える演出がなされていた(「拳王は地に膝など着かぬ」と叫んだラオウが、リンの前に跪づくシーンは印象的であった)。

なお、1988年のビデオソフト化に際して、ケンシロウが敗れる結末が改訂されることになり、ケンシロウとラオウは両者互角のまま、互いに今まさに最後の一撃を放たんという瞬間にリンが制止、ラオウがこれを聞き入れて去るという展開で新たに新作カットが制作され、差し替えが行われた。従ってオリジナル劇場公開版は未だソフトメディア化されていない。

一方改訂されたバージョンも、88年のビデオソフト、1995年にLDが発売された以降、2006年現在まで地上波TV放送はされておらず、またDVDも未発売であるなど視聴が難しく、半ば幻の作品になりつつある。


「Fist of the North Star 北斗の拳」
ハリウッドで実現した実写版北斗の拳。ただし東映ビデオと東北新社の共同製作であり、いわゆる「ハリウッド映画」ではない。主演はゲイリー・ダニエルズ。原作初期におけるケンシロウ対シンの物語を描いているが、南斗六聖拳や拳王の設定は一切登場しないため、シンは純粋な悪党に終始している。基本的に北斗神拳の描写は少なく、マッドマックス風の世紀末描写に通常の格闘アクションを加えた印象の作品になった。人体破裂描写は特撮で再現されている。鷲尾いさ子がユリア役、マルコム・マクダウェル (時計じかけのオレンジの主人公)がリュウケン役で出演している他、ジャギ風の敵役でショーン・ペンの弟のクリス・ペンが出演している。なお日本で発売された吹替版ビデオでは、テレビアニメ版と同一のキャストによって吹替が行われているがファンの間からは非常に評判が悪い作品となってしまった。

韓国では、集英社や作者に無許可で北斗の拳の実写版がある。内容はほぼアニメ映画版に準ずるがヒゲ面で貧相なラオウ、肥満体で笑顔の暑苦しいレイなど一部にネタとしての需要がある。


「新・北斗の拳」
小説「北斗の拳-呪縛の街-」をアニメ化したもの。TVアニメではなくOVAとしての発売である。新たなケンシロウの声優として子安武人を起用。またOP曲とED曲、そして新キャラクターのセイジの役をGacktが担当している。ラストランドでのケンシロウの戦いを描いており、キャラクターもケンシロウ以外は全て一新されている。お馴染みのキャラクターでは、トキが少しだけ登場している。別のシーンで、アニメ未登場のリュウも出演。なお、ストーリーの流れは原作の最終回のその後の世界が舞台となっており、ケンシロウの活躍する話の時系列的に最も新しい物である(『蒼天の拳』は北斗の拳より前・2006からの新作はラオウ編を再構築のリメイク)。続編が望まれている。

「第壱話 呪縛の街」(2003年7月)
「第弐話 禁じられた拳」(2003年10月)
「第参話 男が哀しみを背負うとき」(2004年5月)

(東宝版)

「真救世主伝説 北斗の拳」
North Stars Picturesとトムス・エンタテインメント株式会社が制作し2006年から2008年までの3年間で「真救世主伝説 北斗の拳」を全5部作でラオウから見た視点で物語を再構成し、劇場版映画とOVAで東宝が公開する予定となっている。原作・武論尊、作画・原哲夫が新たに構想するストーリーとなっている。新しいケンシロウの声優に阿部寛、ラオウの声優に宇梶剛士、新キャラクターのレイナ(キャラクターデザインは北条司)の声優を柴咲コウが担当。ケンシロウ役としての阿部の演技には高評価が多く寄せられている。逆にラオウ役としての宇梶の演技や、レイナ役に柴咲コウを起用した事については、ファンによっては意見が賛否に分かれている。また「ラオウ伝 殉愛の章」(映画上映の場合)はTVアニメやOVAとは違いPG-12指定で、保護者同伴でないと観れない(残虐な描写も含まれているため)。

第一部・2006年春 映画劇場3月11日公開(全国東宝系)「ラオウ伝 殉愛の章」
原作における「聖帝十字陵編」を映画化した作品で、サブタイトル通り新たに起こされたラオウの背景が織り込まれている。ラオウに思いを寄せるレイナが新登場。クライマックスはサウザーとの決戦がほぼ原作通りに描かれた。初代映画版が、サウザー編の直前であるラオウ対ケンシロウの初戦を描いた時点までを描いていることから、初代映画版の続編というニュアンスも含まれているのではないかと一部ファン間で言われている。
DVD版では新たに500カット以上の映像を追加、さらにラオウ役の宇梶剛士は再アフレコしたとのこと。
第二部・2007年冬 OVA発売予定「ユリア伝」
ユリアの声優に石田ゆり子を起用しているが、TVアニメ版ファンからは批判の声が集中しており、あまり評判は良くない。「サザンクロス編」を新たに書き直した作品。
第三部・2007年春 映画劇場公開予定「ラオウ伝II 激闘の章」
第四部・2007年秋 OVA発売予定「トキ伝」
第五部・2008年春 映画劇場公開予定「ケンシロウ伝」
トムスのサイトのニュースリリース



北斗の拳の登場人物一覧

主要人物

北斗四兄弟
北斗神拳の伝承者候補として先代伝承者リュウケンの養子として育てられた才能豊かな四人の兄弟。中でもラオウ、トキ、ケンシロウの三人により北斗神拳は最強の時代を迎える。

ケンシロウ
主人公。北斗の末弟にして一子相伝の北斗神拳の正統伝承者。
ラオウ
北斗の長兄で北斗神拳継承者候補の一人。ケンシロウとの継承者指名争いに敗れた後、“拳王”として恐怖を持って世を支配し、世紀末に天の覇者を目指す。
トキ
北斗の次兄で北斗神拳継承者候補の一人。被爆により死の病に犯され継承者の道を断念するが、実の兄でもあるラオウを倒すため再び拳士として立ち上がる。
ジャギ
北斗の三男で北斗神拳継承者候補の一人。ケンシロウが継承者に決定した後はケンシロウの名をかたって暴虐を働く。

南斗六聖拳
南斗聖拳一〇八派を統べ、皇帝の居城を守る六つの門の衛将とされている。また、6人それぞれが一つの星とその宿命を背負っている。

シン
南斗六聖拳「殉星」の男。北斗神拳と対極をなす南斗聖拳(代表流派:南斗孤鷲拳)の使い手。ケンシロウの胸に七つの傷を付け、婚約者のユリアを奪う。その後、暴力組織KINGを立上げ、自らも“KING”と称する。
レイ
南斗六聖拳「義星」の男。南斗水鳥拳の使い手。ケンシロウたちと出会うことで、本来の「義星」の輝きを取り戻していき、最期の瞬間まで友情と愛のために戦い続ける。
ユダ
南斗六聖拳「妖星」の男。南斗紅鶴拳の使い手。異常なまでの美への執着から、優美で華麗な南斗水鳥拳を使うレイに激しい妬みを感じている。
サウザー
南斗六聖拳「将星」の男。北斗神拳と同じく一子相伝である南斗鳳凰拳の伝承者。誰よりも愛深きゆえに苦しみ、愛を否定することに。心の渇きをいやすかのごとく、“聖帝”と名乗り覇道を歩む。
シュウ
南斗六聖拳「仁星」の男。南斗白鷺拳の使い手で、“盲目の闘将”と呼ばれる。サウザーの覇道に異を唱え、抵抗勢力として闘う。
ユリア
南斗正統血統の女性にしてケンシロウの婚約者。「慈母星」の宿命の元、“南斗六聖拳最後の将”として「南斗五車星」を従え、乱世を鎮めようとする。

南斗五車星の戦士
南斗正統血統のユリアを護る五人の戦士。ユリアの宿星「慈母星」が持つ永遠の光のために、命を捨てる覚悟でラオウの覇道を止めようとする。

南斗五車星
“南斗六聖拳最後の将”であるユリアの守護星。海・山・雲・炎・風の五星によって構成されている。メンバーは以下の5人。
ヒューイ - 南斗五車星「風」の男。「風の拳」の使い手。天の平定を願う南斗聖拳最後の将ユリアのため「風の旅団」を率いて拳王軍に挑んだが・・・。
シュレン - 南斗五車星「炎」の男。「朱の軍団」を率いる「炎の拳」の使い手。ラオウの強大さを知り、自身の躰を炎で纏って組み付き、相打ち狙いで戦うが・・・。
フドウ - 南斗五車星「山」の男。かつては修行時代のラオウも恐怖を覚えた「鬼の拳」を持つ暴虐の徒。「若草色の軍団」を部下とする。ケンシロウを南斗聖拳最後の将の元に導くために、単身、ケンシロウ一行と行動を共にするが・・・。
ジュウザ - 南斗五車星「雲」の男。ユリアの異母兄。拳の才能はラオウ、トキ兄弟に匹敵していた。長らく流浪の身であったが、最後の将がユリアであることを知り、命を捨てる覚悟を決め、「我流の拳」でラオウと激闘を繰り広げるが・・・。
リハク - 南斗五車星「海」の男。「海の兵団」を率いる天才軍師。最後の将であるユリアを奪うために南斗の都に侵攻したラオウを、策略で迎え撃とうとするが・・・。

主たる登場拳士
『北斗の拳』を語るには欠かせない「悪役」、「強敵(とも)」、「同胞」たちの列伝。

アミバ
北斗の次兄トキになりすまし、ニセ北斗神拳を悪事に使う。民たちを実験台にして 経絡秘孔を探究しようとする“自称「天才」”。
ファルコ
帝都の将軍にして元斗皇拳の最強の伝承者。別名“金色のファルコ”。天帝を守護する元斗の宿命の元、北斗の軍のケンシロウと戦う。激戦の末、天帝救出に成功した後、ケンシロウと友情が芽生える。
アイン
アメリカ国旗を模した服を身にまとい喧嘩拳法を使う、帝都に雇われた賞金稼ぎの男にすぎなかったが、娘が胸を張って誇れる、歴史を作り語り継がれる漢(おとこ)になるべく、北斗の軍と共に圧政を敷く帝都を崩壊させるために戦う。
ハーン兄弟
荒くれ者であるが、南斗聖拳一〇八派のうち南斗双鷹拳の伝承者であるハズ、ギルの兄弟。南斗の旗印の元、北斗の軍に合流し、元斗皇拳のファルコに命を賭して挑む。

その他
主人公のケンシロウと共に旅を続け、成長して行く二人。全編に渡って活躍する(全編に登場するという観点では黒王号もいるが、こちらは除く)。

バット
ケンシロウと供に旅する少年。成長後は帝都の圧政と戦う“北斗の軍”の若きリーダーに。
リン
ケンシロウと供に旅する少女。成長後はバットと共に“北斗の軍”の若きリーダーとなるが、天帝ルイの双子の妹であることがわかる。




序章から北斗神拳継承争い決着まで

北斗神拳(先代伝承者とその伝承者候補)
リュウケン(声優:千葉順二→槐柳二、戸谷公次(若い日)、新劇場版:大塚周夫)
北斗神拳先代伝承者。
蒼天の拳の主人公、霞拳志郎の弟で、かつては霞羅門という名前だった。
継子に恵まれず4人の養子をとり、ラオウ、トキ、ジャギ、ケンシロウの師父となる。
ジャギを除き、リュウケンが育てたラオウ、トキ、ケンシロウの三兄弟によって、北斗神拳は最強の時代をむかえていたが、先代伝承者の務めとして、潜在能力の高さと北斗宗家の血筋もあり、次代の北斗神拳伝承者にケンシロウを選ぶ。しかし長兄ラオウは天を握る覇者としての野望を捨てず、リュウケンは一子相伝の北斗の掟に従い、その拳を封じようとする。師弟の闘いは、リュウケンが奥義「七星点心」で優位に進め、ラオウをあと一歩まで追いつめるが、老いと病から突然の発作を起こし、倒す腕はありながらも返り討ちに遭い、無念の最期を遂げる。
尚、2人の戦いを知ったトキは、止めようとしたが間に合わなかった。その後トキは、リュウケンの亡骸を密かに埋葬し、「病死」であったとケンシロウに告げたため、トキに再会するまでの間、ケンシロウやシンも含め北斗の関係者は、全員リュウケンの病死を信じていた。
先代伝承者として拳の才気も高く、壮年の頃には、魔界の入り口に立ち北斗神拳に闘いを挑んできた、北斗琉拳のジュウケイを破って正気に戻させた挿話もある。
リュウケンの拳は「七星点心」に見られるように、「柔の拳」を得意としており、トキこそがリュウケンの拳の忠実な継承者と言える。
コウリュウ(声優:柴田秀勝)
かつてリュウケンと龍虎と並び称され、リュウケン以上の腕を持ちながら、一子相伝の宿命から伝承者の座を彼に譲り隠遁した拳士。実の兄弟のように育ったリュウケンの拳を封じる(倒す)ことを拒み、自ら伝承者候補から降りた。
ケンシロウとの闘いで傷を負ったラオウに、その傷の回復具合をはかるための相手として選ばれる。拳を交えることで、ラオウをしてさすがに強いと言わしめたが、ラオウの底知れぬ強さを感じたコウリュウは、何としても彼を倒すために、奥義「七星抹殺」によって相打ちを狙うも、力及ばずラオウの剛拳の前に散った。
彼が死の間際「北斗最強の時代」を予言し、なぜラオウ、トキ、ケンシロウの三人を同じ時代に生んだのかと天を恨んだ言葉によって、ジャギは「北斗の兄弟」からは除外されることになった。
ちなみに息子が二人いるが、両名とも武具は扱えるものの拳の心得はなく、コウリュウは伝承の掟を忠実に守っていたと思われる。
息絶えたコウリュウの側に、ラオウが、かつての北斗神拳伝承者候補の男たちを供養するための木彫りの仏像を置く、というシーンがある。ラオウ編において、数少ないラオウが心中の哀しみを見せた場面であろう。
一部のファンの間で、「蒼天の拳」の主人公、霞拳志郎の後の姿ではないかと指摘されているが、旧作、新作を通じてこれを立証する描写は現在までなく、少数意見にとどまっている。1935年に25歳としても、北斗の拳が60年後としても85歳くらいであり容姿などに無理があり、霞拳志郎がリュウケンの実兄であり、正統伝承者という点を考慮しても無理がある。いずれも今後の「蒼天の拳」の展開で明らかになるだろう。

KING(シン)の部下
ジョーカー(声優:千葉繁)
KING(シン)の副官で参謀を務める、細身にどことなくゲイっぽい印象の外観の男。アニメ版オリジナルキャラクターであるがインパクト十分。鳥の脚に掴まっての飛行移動、あるいは瞬間移動のような術を駆使して、ゴッドアーミー(原作のゴッドランド。アニメではシン配下の部隊へと設定変更)やジャッカルらシン配下の軍閥・軍団を縦横無尽に操りケンシロウを幾度も追い詰める。トランプを使った幻惑技を多用するなどしてケンシロウとの直接対決を避ける傾向にあったが、ついには南斗翔天拳(アニメ版オリジナル拳法)を繰り出しケンシロウと激突するも敗北。最期は、言うことを聞けば命は助けるとしたケンシロウの要求を突っぱねて死を選んだ。断末魔は「ひでぶ」。アニメ北斗を代表する声優・千葉繁にとって、ジョーカー役は北斗での初仕事であった。
バルコム大将軍(声優:加藤精三)
アニメ版オリジナルキャラクター。
ジョーカーと同格のKING(シン)の副官として途中加入した軍人。泰山寺拳法の使い手。鋼鉄の身体を持つ。ジョーカーが情報収集・調略面を担う参謀役なのに対し、彼はKING全軍の総指揮官であり、増援軍と共に忠実に職務を遂行してきたが、シンのあまりの理不尽かつ傍若無人さから、反逆心を抱きはじめ(あるいは、最初から乗っ取るつもりで)、反乱を起こすべく、KING軍の部下ほとんどを味方につけた。同時に彼ら全員の命を預かる事でもあり(もちろん命の保証はない)、この時に脱退を申し出た幹部1人を処刑したり、シンを手投げ弾で始末しようと部下もろともフッ飛ばさせる所などからして、彼もまた、シンに負けず劣らずの自己中心的・自分勝手な性格のようである。そして、遂にシンとKINGの座を賭けて決闘、泰山寺拳法奥義・妖鬼幻幽拳(正式名称:妖剛筋鬼幻幽拳)で追い込もうとするも、すぐに見切られ、やはり南斗聖拳の前には歯が立たず、最期は、奥義・南斗飛竜拳によって、自慢の鋼鉄の身体も亀裂だらけにされた上、とどめ突きを入れられて、無残にも敗れ去った。
なお、その直後に拳王軍がサザンクロス近くまで侵攻して来ていた事や、泰山流の使い手の多くが拳王軍に所属している事などから、一部のファンの間では、「彼は拳王(ラオウ)が、KING滅亡を計るため、本隊到着直前に、あらかじめサザンクロスへ差し向けたスパイではないか?」という説がある。現にサザンクロスはこの内乱の後、各所で暴動が発生し崩壊してしまう。
ハート(声優:(TV、格闘ゲーム)飯塚昭三、(映画)滝口順平)
シン率いるKINGで最強の幹部。ケンシロウ曰く「ブタ」。
外見は極端な肥満体で、上半身には刺のついたサスペンダーしか身につけていない。モデルはプロレスラーのアブドーラ・ザ・ブッチャー。額の左部には、トランプのごとくハートのマークとKの刺青が入っている。
普段は温厚な性格で、紳士口調、一般人に乱暴するモヒカン集団を諌める一面を持ち、善良な市民には紳士的に接するが、ひとたび自分の血を見ると逆上して「いてぇよぉぉ!!」と巨体を活かして大声で叫びながらすごい勢いで突進しながら机や椅子、ビンなどの障害物を破壊していきながら暴れまくり、周りにいる自身の部下を含めた人間を皆殺しにしてしまう癖がある。
KINGの構成は、トランプの札のようにスペード、ダイヤ、クラブ、ハートの各部隊に分かれ、それぞれのトップが「スペード」などマークの名前で呼ばれている。ハートもその四天王的存在の一人である。
このうち、前三者は、ケンシロウにとっ

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