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梁石日コミュの梁石日が「血と骨」で示した新しい可能性

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はじめまして、僕は出たばかりで映画かも決まってない頃に梁石日の事も知らないのに「血と骨」というタイトルに惹かれてこの作品を読みました。
僕のミクシィブックレヴューではやんわりと書いていますがこの作品は文学の新しいスタイルを示しているように僕には感じました。

他の作品の「夜を賭けて」「断層海流」「Z」からは感じられない新しい法則でこの作品では書かれています。
主人公の心理描写が全く無いのは意味があると思うのです。

?想定内で考える現代人をあざ笑っている。
?主人公の考えを読者が色々空想することができる。
?あの時代に四の五の言ってるヤツは生き残れなかった。
?人は行動してはじめて人の気持ちが掴める。

などと考えています。

人の心はそんなに想定内で納まるものではありません。
予定調和のテレビばかり見て育った現代人への警告であるかのように僕には感じられました。
文学は文字から作られるものですが現代人は文字や言葉に溢れていますが梁石日の書いた言葉には違う種類の力があるように僕は思うのです。

梁石日が書いた描写の中で皆さんの思い入れの強いものを書き連ねるトピックスがあればそこからまた新しい可能性が生まれるのではないかとトピックスを立てました。
皆さん、好きな描写を書いてください。
よろしくお願いします。

コメント(5)

…要は好きな描写を書けばよいのですね。
ではトピ主さんの好きな描写からどうぞ〜。
わたくし再度読み直して書いてみようかな。
ぶんちゃんさん
書き込みありがとうございます。

いい加減な事を書くといけないので僕もうろ覚えで書かないで読み直ししてきちんと書きます。
あっこれいい事ですね、このトピが再読の機会になればいいですね。
描写じゃないんですが、梁石日の小説で、登場人物の会話が関西弁から標準語になるところが好きです。
「あ、ここで在日朝鮮人同士が朝鮮語で会話してるんだな」とわかってハッとします。
そのリズムが奥深さを生んでると思います。
作者ご本人は計算せずにやってるかも知れませんが…。
私は、ちくま文庫「タクシー狂躁曲」の冒頭にある「迷走」で夢中になりました。

タクシーの過酷な勤務を、自分が同乗してその場にいるかのようなリアリティで描写し、しかも自分自身の感情の動きを客観的に書いてゆく手法には、すごく影響を受けました。

mixiで自分が書いている日記の文体も、梁石日に感化されてます。
『映画「血と骨」の世界』(新幹社 崔洋一×鄭義信×梁石日)では原作者自身が「空洞化の時代」として現代を捉えている、とありますね。そうしたシニカルな視点が(それ以前のものに比べて)ものすごく強烈に打ち出されたのが本作品ではなかろうかと…

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