★一生分の幸せをみつけたい★コミュの旅立ちの日にむけて

はじめて担当した子ども達がもうすぐ巣立っていきます。
手を焼かせ、いっぱい困らせてくれたけど、
いっぱい笑わせてくれて、いっぱい幸せにしてくれたあの子たちに
伝えたい言葉を考えました。

『いつか伝わって欲しい言葉』

初めて担任をさせてもらい、深く関わったあなたたちには授業などを通して伝えてきたことがあります。
覚えていますか、「あなたにとっての幸せとは何？」ということについて考えたことを。年齢・環境によって、幸せの形はこれからどんどん変化していきます。辛いことも大変なこともあるその中で、あなたの願う、その時々の「今、幸せ」を手に入れられるように、一歩一歩を踏みしめてください。
覚えていますか、「二十年後の自分について」書いたことを。あの時の夢と未来は変わるかもしれません。けれど、これを自身の道を見つめるきっかけに、人生における分岐点に立ったときに考え、判断する力をつけてください。そして、未来の自分に感謝される自分になれるよう、今を生きてください。
覚えていますか、顔も見たことないあなたたちの幸せを願う、私の友人について話したことを。強制的に夢を失う経験をしていないであろうあなただから、ほんの少し考えて欲しいんです。あなたが本当にたくさんの人に思われ、支えられていることを、あなたが自分を不幸に感じる時、ささいで大きな幸せを見逃していることを、そしてあなたにはいくらでも頑張ることのできる時間とチャンスがあることを。自分に言い訳のしない人になってください。私は決して褒められるような子ではなかったから、褒めてあげたい所を見つけても上手く褒めることすらできなかったけれど、一人一人、たくさんたくさん良い所があることを忘れずに、自分自身をまず大切にしてください。
私は感じてきたことをありのまま伝えてきました。でも、今、伝わらなくてもいいんです。十年後今の私と同じ年になってから、何年後かに今のお父さんやお母さんと同じ年になってからでもいいんです。いつかこの言葉たちがあなたたちに伝わればいい、そう願っています。
ご卒業おめでとうございます。

１００人弱の子どもたちの何人に伝わるでしょうかｗ