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博物館学実習?A・3班コミュの◎はじめに◎

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この前話し合った「はじめに」の文章をまとめてみました。あと、インターネット探したら紅葉のこと書いてあったのでつなげてみましたw

ところどころおかしい箇所があると思うので添削していってください☆いい文章とかフレーズがあったら足してくださいな。

あと、改行とかに特に意味はありません。そして?がついてるのは言い回しが変かも…ってところです。


■日本人と紅葉 −琳派を中心として−(仮題)

はじめに

この度、「日本人と紅葉 ―琳派を中心として―」を開くこととなりました。?

日本では四季折々の自然の美しさに触れることが出来ます。四季がある国は世界にたくさんありますが、季節の変化とともに移ろいゆく自然にこんなにも敏感なのは日本人の特徴といえるでしょう。

また、美術作品においても日本では古くから豊かな自然観と密接な関わりをもって展開してきました。
本展では四季の中でも秋にスポットを当て、秋の自然を代表する紅葉と日本人を琳派の絵画を中心として紹介していきます。?

日本では昔から、桜が春を象徴するように、紅葉は秋を象徴するものになっています。これを鑑賞しに出かけることを「紅葉狩り」と呼んで、春の花見と並ぶ代表的な季節行事として、日本人の生活に深く根ざしてきました。
紅葉狩りはもともと7世紀頃の宮廷や貴族の優雅な遊びのひとつでしたが、17世紀の江戸時代に入る頃には、一般の庶民の間にも紅葉を見ながら酒盛りや趣向を凝らした食事を楽しむことが広がりました。また、この頃から紅葉をモチーフとした美術作品にもさらにバリエーションが見られるようになりました。

紅葉というのは、カエデやウルシ、イチョウなどの落葉樹の葉が、赤や黄色に変わることも指すのですが、特に見事に色を変えるカエデの葉の別称としても「もみじ」が使われます。
紅葉はすぐに色あせて散ってしまうところも桜と似ており、日本人の繊細で儚い美しさをめでる心と結びつき、古くから現代にいたるまで愛されてきました。
本展により、燃え盛る華やかな紅葉、そして散っていく淋しげな紅葉、いろいろな紅葉をお楽しみいただけたら幸いです。

コメント(10)

ようこちゃん、「はじめに」の文ありがとう!!!

>この度、「日本人と紅葉 ―琳派を中心として―」を開くこととなりました。
って所は、なくてもOKかな?と思ったんだけど、どうかなぁ?

あと、集めた作品全てが江戸時代のものだということをどこかに明記した方がいいかも?

難しいよね、考えてくれてありがとう!

以下、作品解説をキムちゃんの書式にあわせてアップしなおします。
時代云々はカットしてOKということだったと思うのでカットしました。
秋の情緒などを伝える1文も、付け加えられるところには付け加えてみました!

14日のMTGには旅行で行けないので、皆さんよろしくお願いします>< ごめんなさい・・!

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■尾形乾山 【色絵紅葉図透彫反鉢】
一口
口径20.0×高11.3cm
個人蔵

日本の焼き物における乾山焼の革新性は、和歌や漢詩の文学的要素をふまえた「和(日本)」と「漢(中国)」のイメージを焼き物に展開したことにある。この鉢は、「嵐吹く 三室の山の 紅葉葉は 竜田の川の 錦なりけり」という平安中期の僧能因法師の和歌の歌枕である、竜田川のイメージがこめられている可能性が高いと言われている。
竜田川は古くから紅葉の名所として度々和歌に詠まれてきた地であり、この歌は嵐に吹かれて舞い散った三室山の紅葉が竜田川に集まり、川の水面が鮮やかな紅葉で埋め尽くされた様子を、まるで美しい織物のようだと感嘆しているのである。
乾山焼の鉢を見てみると、外側に反った縁にはギザギザに切込みが入り、側面の情報には透かしがいくつも空けられている。その切込みや透かしに合わせて、赤・黄・緑の紅葉や枝の形をかたどられ、内側の上半部には軽快なタッチで水流が滑らかに描かれている。器形とデザインが見事に調和した、乾山らしい作品であると言える。


■尾形乾山 【色絵楓文水指】
一口
胴径15.9×高14.5cm
出光美術館蔵

楓の形が完全に文様化している。ふっくらとした楓の葉の形といい、明るい彩色といい、あたかも何かの花のように見えるが、これ程単純明快で楽しい紅葉模様は、まさに乾山ならではの発想といえよう。

■尾形乾山 【色絵龍田川文向付】
六客
口径18.0cm
逸翁美術館蔵

何枚かの色とりどりの楓の葉の上に白い波を配した、実に洒落たデザインの向付である。この作品も、色絵紅葉図透彫反鉢同様、竜田川をイメージしたものであるとされている。
楓の葉のでこぼこした形や動きのある波の形を活かしながら、向付全体の形をうまくまとめているところは見事である。


※乾山は紅葉が十八番だった! 
以上の3作品からも分かるように、紅葉をモチーフにした焼き物を乾山は得意としていた。どの器も鮮やかな色彩で絵付けされた紅葉の文様と、紅葉の形に合わせてかたどられた器体とが絶妙にマッチしており、その卓越したデザインセンスには驚かされる。

■鈴木其一 【雨中桜花楓葉図】
双幅
114.1×47.5cm
静嘉堂文庫美術館蔵

酒井抱一は雨を描かずに雷雨に打たれる夏草を表現したが、其一は雨を描かずにはいられなかった。象徴的な景物ではなく、視覚に忠実な描写を試みたのだ。この掛け軸は双幅のうちの一幅で、雨に打たれる楓が美しい佇まいで描かれている。雨の帯を透かして見えるところに其一の工夫が見受けられる。
寂しさが漂う秋を感じさせる、紅葉の印象的な様である。

■酒井抱一 【藤蓮楓図】
三幅
108.0×35.0cm
MOA美術館蔵

三幅のうちの一幅。光琳画にみられた重厚な画面構成は陰をひそめ、色の平塗りや賦彩の美しさを重視して、抱一ならではの繊細で瀟酒な様式美を生み出している。本作品は、本阿弥光甫の「藤・蓮・楓図」に倣ったものである。
楓が鮮やかに赤く染まった様を、魅力的に描いた作品といえる。

■尾形光琳 【紅葉蒔絵螺鈿硯箱】
一合
24.6×21.8×4.5cm
MOA美術館蔵

螺鈿・鉛・金平蒔絵で表した紅葉はいかにも江戸琳派好みの作風に仕上がっているが、身に「法橋光琳造」の蒔絵銘をもつ。この銘は『光琳漫画』の巻末に掲載された落款を写したものである。
こんばんは☆
夜遅くですがただいま完成したのでアップします。

まずは作品解説から。

■【龍田川蒔絵提重】
 一組
 幅38.5×奥行22.5×高32.8cm
 個人蔵

 即席の酒宴に必要な皿、盃、徳利、盆などの小道具類を機能的に組み込んだ行楽型の弁当箱である。平蒔絵の技法を用い、枠箱に紅葉、重箱に渓流と柴舟、徳利に萩と菊などの文様が描かれ、秋季の竜田川の風景を表現している。大胆な構図や重厚で力強い蒔絵の作風は桃山時代の気分を漂わせているが、江戸時代に入ってからの作例と考えられている。江戸の人々が紅葉狩りの折に携えるのにこれほど相応しい道具もあるまい。実際の紅葉にも引けを取らない華麗さを放っている。

■【茶地霞楓文唐織】
 一領
 個人蔵

 濃い茶地に金箔糸で霞を表し、全面多彩に楓の文様を配したこの能衣装には、重厚さと華やかさが同居している。楓は同じパターンの繰り返しであるが、色彩を変えたり周囲を金糸で縫い取ったりして変化がつけられている。品位が保たれているのは全体的に抑えた色調をとっているためだろう。竜田川の水面が散りゆく紅葉に染められた様子を表現したものと思われる。日本の秋の風情のなかから江戸の職人が紡ぎ出した雅やかな文様である。能舞台では女体の神「三輪」などに用いられてきた。

■【吉野竜田図屏風】
 六曲一双(右隻)
 各177.3×418.5cm
 根津美術館蔵

 「吉野竜田の花紅葉」と歌われるように、吉野山の桜と竜田川の紅葉は古くから対比されてきた季節の名所である。今回展示される楓の屏風は本来であれば右隻に配され、左隻には満開の桜の屏風が置かれる。どちらも画面一杯に濃絵の手法で描かれた豪華絢爛な作品である。木の枝には紅葉を詠んだ和歌の短冊が結ばれ、当時の人々が季節に向けた風雅な喜びをうかがわせる。作者は狩野山楽(一五五九〜一六三五)といわれているが、醍醐寺の紅葉図屏風と比較して山口雪溪(一六一二〜六九)の筆ではないかと見る説もある。


「江戸の美意識」をきもち強調するように努めたつもりです。
なお、作者は基本的に不明。
落款その他も不明なのでやむなく省略です。


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続いて「はじめに」について。

>ようこ
草案つくってくれてどうもありがとう。
参考にして書いてみましたよ↓


 (このたび、「日本人と紅葉 ―琳派を中心として―」を開くこととなりました。)
 日本では四季折々の自然の美しさに触れることが出来ます。四季がある国は世界にたくさんありますが、季節の変化とともに移ろいゆく自然に敏感なのは現代に至るまでの日本人の特徴といえるでしょう。 それは自然を積極的に取り込んできた日本の美術作品からもうかがい知ることができます。自然に題材を採った多種多様な作品群は、日本人の繊細な感受性を明らかにしてくれます。とりわけ本展覧会の開催時季である「秋」という季節は、日本人の心性に強く訴えてくる要素に溢れています。
 日本では昔から、桜が春を象徴するように、紅葉は秋を象徴するものになっています。どちらもごく短い間だけ風景を色鮮やかに染め上げ、時を移さずにはらはらと散り落ちていきます。古来日本人はその儚い姿にこそ美を見出してきたのでした。桜や紅葉は言いしれぬ無常観を暗示する格好の対象として愛でられ、多くの和歌にも詠まれてきました。そして紅葉の鑑賞に出かけることは「紅葉狩り」と呼ばれ、春の花見と並ぶ代表的な季節行事として、日本人の生活に深く根ざしてきました。
 紅葉狩りは、もともと7世紀頃の宮廷や貴族の優雅な遊びのひとつでした。それが江戸時代に入る17世紀頃には庶民の間にも広がり、紅葉を見ながら酒盛りをしたり、趣向を凝らした食事を楽しんだりすることが旬月の娯楽として一般化しました。併せてこの頃から紅葉をモチーフとした美術作品がバリエーション豊かになっていきます。
 そこで本展覧会では江戸時代の美術作品にスポットを当てることにしました。江戸の芸術家たちの豊かな創造性により、紅葉というテーマは極めて鮮烈なイメージとなって作品に取り入れられることになりました。なかでも紅葉を多く取り扱ったのは琳派です。とくに尾形乾山にとって紅葉は十八番の題材でした。そのほか琳派以外でも、着物から小物類に至るまで、紅葉を扱った作品が江戸時代には数多く作られました。
 本展ではそうした美術品が一堂に会し、さながら紅葉に染まった奥山に踏み入ったかのような感覚を味わっていただけると思います。燃え盛る華やかな紅葉、散っていく淋しげな紅葉、いろいろな紅葉をご覧になれることでしょう。(どうぞ美術作品を通しての紅葉狩りという稀有な体験をお楽しみください。)
 最後に、この展覧会を開催するにあたり、ご協力いただきました個人所蔵家、美術館、画廊の皆様に心からの謝意を表します。


ちょっと長くなりました。
まあこれも第二稿ということで、必要なら適当に削ってくださいませ。

少し具体的な話をすると、
?さとつん!さんがいうように最初の一文は別になくてもいいかと思ったので
 ( )で括っておきます。
?開催時季が「秋」というのを書き加えました。
?最後のほうの( )はちょっとおちゃらけた感が漂うので、
 まぁこれもどっちでもいいだろう、と。
?ついでに本物っぽく謝辞を付け加えました。
これらのご判断は他の皆さんにゆだねます。

あと、全体を通して何となく「国粋主義」な感じが漂ってますね。
『国家の品格』っぽい。
これは西田先生のお眼鏡にかなうかと思ったので強調してみました。
極端と思ったら直してください。

個人的事情のため僕にできるのはとりあえずここまでかな、と思います(-o-;
ごめんなさい。

では、おやすみなさい。
またもやギリギリ・・・申しわけ(´Д`;)

追加っていうか、簡潔に直してみました。

■酒井抱一(さかいほういつ)【月に楓図】?

一幅 絹本墨画淡彩 99.4×40.0
落款「晝僧抱一寫於雨華莽南牕」
印章「鶯村」
静岡県立美術館所蔵

本図は抱一独特の琳派の特色を兼ね備えている風流な水墨画のひとつで、月光に浮かび上がる楓を濃淡の墨で気品高く描く。楓の葉には葉脈を金泥の神経細やかな線で表し、画面を引きしめている。伝統的な水墨の技法を受け継ぎながら、月の微かな光につつまれた一瞬の情景を軽妙な筆法で見事に描き出している。その酒脱な趣きは、俳諧的な抒情世界と一脈通じるところがある。小品ながら抱一の美的感覚をよく示した優品である。年記はないが、款記から、文化14年から没年までの制作であると分かる。

■酒井抱一(さかいほういつ)【月に楓図】?

一幅 絹本著色 146.2×17.7
落款「庭柏子」
印章「抱一」朱文円印
個人蔵

本作品も月下の楓を描いているが、こちらは葉を朱色に染め(一部は墨彩)、幹にも緑青のたらし込みが施されている。
楓と言う、視点から近いものをより色彩的にはっきりと描き、月と言う遠くのものを水墨で淡く描くことで、両者の距離感と存在感のアピールを別々に描き分けている。

■鈴木其一(すずききいつ)【楓に鳥図】

一幅 絹本著色 92.7×27.2
落款「菁々其一」
印章「祝琳」朱文方印
個人蔵

本図は稲の束が掛かった楓の枝先に、百舌がとまっている様子を描いたものである。その百舌や稲の渋い色調と鋭い線が、鮮麗な紅葉を際立たせている。

■鈴木守一(すずきしゅいつ)【楓・桜紅葉図】

二幅 絹本著色 103.5×36.3(各幅)
落款「静々守一」(各幅)
印章「露青」朱文重郭円印(各幅)
細見美術館所蔵

本図は二幅対で、左は雨の中の、右は灯篭の光の中の、紅葉をそれぞれ描いている。色彩も鮮やかで、小さな虫を置くなど、作品全体に親しみやすさが出ているようである。

■尾形乾山(おがたけんざん)【楓菊流水図】

一幅 紙本著色 130.5×56.5
落款「華洛紫翠深省画」
印章「霊海」朱文方印
  「深省」朱文方印
賛「朝日かけうつる梢の霜とけて 色そめまさる庭のもみちは」
 「影しあれは水のうへにも大澤の波の花なる秋の白菊」
東京国立博物館蔵

本図は乾山らしく、紅葉を円形に近い平面的な表現で描いており、どこか親しみやすさを醸し出している。そして、作中に楓をうたった賛がかかれており、「桜春草図と一対をなしている。

■尾形乾山(おがたけんざん)【楓図】

一幅 紙本著色 109.8×40.4
落款「京兆七十八爺紫翠深省寫」
印章「霊海」朱文方印
賛「幾樹飄零秋雨裡 千般爛漫夕陽中」
元文5年(1740)
東京国立博物館蔵

本図もまた、乾山の作中に多く見られる、紅葉を円形に描いたものであり、こちらは1本の楓のみを主題としている。そして本図にも楓をうたった賛が書かれている。 こちらもまた、楓の葉は丸みを帯びており、見る側に対して柔らかい雰囲気を感じさせる作品である。

■中村芳中(なかむらほうちゅう)【楓流水図】

一幅 絹本著色 93.5×34.5
落款「芳中寫之」
印章・・・印文不明朱文方印
個人蔵


本図の楓は乾山の図より、さらに角が取れてしまい、一見何かの花のようである。また、幹の形もどこか頼りなげで、あちこちに使用されたたらし込みがさらにその度合いを強めているものの、どこかユーモラスな、明るく楽しい作品となっている。

■中村芳中(なかむらほうちゅう)【楓図短冊】

一幅 紙本著色 93.5×34.5
落款「芳中画之」
印章・・・印文不明白文円印
個人蔵

本図も【楓流水図】と同様、紅葉をテーマに、初期の琳派に見られるような、芳中と琳派を結びつける象徴、たとえば「たらしこみ」を 多用した“芳中琳派”作品の1つとして捉えられる。琳派ならではの人を和ませる柔らかさとユーモア、楓の葉としての個性を魅力的に表現している。一見、正五角形に近い形の楓の葉ではあるが、色彩鮮やかな中にも堅苦しさから解放された作品に仕上がっている。


はじめに、は、
ようこちゃそもあおすけくんもホントにありがちゅ★
そんな感じでいいんじゃないでしょうか?w
まあ、明日決めましょう!!
遅くなって、本当にごめんなさい(><)
以下、作品解説です。

■池田孤邨【楓図扇】
一本表裏
紙本着色
長さ30.5×幅51.3cm
浮世絵太田記念美術館蔵
金地扇面いっぱいに真っ赤な紅葉を配し、微妙な濃淡と所々の緑が一層の色彩効果をあげている。裏面は余白を意識した構図をとり、わずかな紅葉が散る様であるのに対し、表は一面に散り積もった姿を描いたものと考えられる。色彩豊かで、あでやかな秋の紅葉の美しさを前面に押し出している作品である。これほど多くの色彩と形の紅葉が一度に描かれている例は珍しく、明るい機知に富んだ、斬新なデザインである。抱一の弟子のひとりである孤邨は、象徴性に満ちた作品に特色を持つ。

■酒井抱一【楓図扇面】
紙本着色 
21.0×47.5cm
落款「抱一筆」、朱文瓢印「文詮」
抱一は扇面画を数多く描きのこしているが、概して軽妙、洒脱なものを得意とし、構図意識は希薄なものが多い。しかしこの図は、ややカーブさせた幹を斜めに走らせ、左右に伸ばした枝も湾曲した縁に沿わせるなど、扇形画面を巧みに活用し、楓の大きな紅葉を全面に散らして、華麗な色彩とともに充実した画面を展開させている。その絶妙な構図が、扇の中の秋の紅葉の美しさを一層際立たせ、扇全体の芸術性をも高めている。

■鈴木其一【菊・楓図扇面貼付屏風】
二曲一隻の一 
紙本墨画・淡彩
32.5×93.5cm
落款「菁々其一」、印章「元長」朱文鼎印
本作品は紅葉同様、しばしば秋草のモチーフとして描かれる「菊」と対をなす一隻である。清楚で華やかなイメージを持つ菊とは対照的に、紅葉を描いたこの作品には閑寂な趣深い秋の情景が表れている。余白の多い画面の中に描かれた、たった二枚の淡い紅葉が寂寥を感じさせ、紅葉に添って表された墨の曲線が一層の効果を上げている。其一の作品は明晰な造形が特徴的と言われ、菊花も花弁の輪郭の強調を試みているが、この作品の紅葉の輪郭はあまりはっきり描かれておらず、紅葉を必要以上に浮き立たせない表現がなされている。

■【角田蒔絵文台 硯箱一具】
文台:縦34.8×横59.1×高さ10.0cm
硯箱:縦25.2×横22.7×高さ5.2cm
東京国立博物館蔵
文台と硯箱が一具をなす伝統的形式の作品である。文台と硯箱はともに、黒漆に淡い梨地と沃懸地。文様は針描で山を表し、楓と蔦を薄肉の高蒔絵で、封じ文を括った修験者は銀の高彫りで表している。これらの意匠は『伊勢物語』の「蔦の細道」を表したものである。現在の静岡にある蔦の細道は紅葉の景勝地として知られた山越えの道で、古くから人々がこの地の紅葉を愛でていた様子がしのばれる。

■ 酒井抱一【楓図団扇】
一柄
紙本金地著色
24.0×22.0cm
印章「頭角印印」朱文重郭楕円印
輪郭線を用いず筆の面だけで描く技法・付立てを用いた秀作である。たっぷりとたらし込みを施した太い幹に色鮮やかな楓の絶妙なバランスは、抱一ならではの作風である。団扇の全面に貼られた金箔とその中に描かれた鮮やかな紅葉は、絢爛豪華な秋の美しさを表現したものと思われる。このような典雅な意匠を施した琳派の小道具は、江戸時代の名士たちに好まれていたと言われている。


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それから、ようこちゃんとあおすけくん、
「はじめに」を書いてくれてありがとう!!
すごく良いのではないかと思います。
紅葉の説明も面白いし、
西田先生の好みも考慮してあるし(笑)

それでは、今日もがんばりましょ☆
■歌川広重 【猿橋冬景図】
ニ幅絹本着色
91,2×32,4cm 
MOA美術館
ニ幅のうちの一幅であり、もう一幅は犬目峠春景図である。
猿橋は、甲州街道の一駅の桂川渓流にかけられた橋で、日本三奇矯のひとつとして名勝の地である。本図は、広重の肉筆画中でも優れた作工を示すものである。両岸の樹々が紅葉した寒々とした山の寂しさが描かれ、端を行く旅人と百姓の姿にも冬の影が感じられる。広重は、旅人の誰もが感じる自然の美しさや、旅愁をそのままに描き出している。

■原羊遊斎 【紅葉吹雪蒔絵印籠】 
木製漆塗 一合 
縦10,1cm×横5,2cm×厚さ2,1cm 
大阪市立美術館
木枯らしに吹かれる紅葉の様子を、黒漆地に描いている。寒々とした秋風に揺れる紅葉が、あでやかで美しい。銘は底部分に「羊遊斎」とある。

■桜楓蒔絵 東京国立博物館
(これが分かんない!東博のデータベースにもなくて、本も借りられちゃってて詳細が把握できませんでした><)

印籠は薬入れとして江戸時代に流行した。江戸時代に形式も多様化し、様々な技法を駆使した精巧なものが作られるようになった。装飾法も多岐に及ぶが、とりわけ蒔絵を施したものには佳品が多く、江戸時代工芸の最も特色ある一分野となっている。この時代の蒔絵師のほとんどが手がけたといえる。

■勝川春潮 【海曇寺の楓狩】
錦絵三枚続 縦37.5cm×横77.8 cm 
東京国立博物館
品川海曇寺(現品川区南品川三丁目)は江戸随一の紅葉の名所であった。楓はいずれも古木で鎌倉時代、北条時頼が植えたと伝えられる。日本を代表する古典、「万葉集」「源氏物語」それにカルタでおなじみの「百人一首」などにも紅葉狩りのことが登場するほど、日本人は古くからもみじ狩りを楽しんでいた。平安時代のころは貴族たちの遊びとして行われ、7世紀頃の宮廷や貴族の優雅な遊びのひとつであったが、17世紀の江戸時代に入る頃には、一般庶民の間にも、紅葉を見ながら酒盛りや趣向を凝らした食事を楽しむことが広がった。本図からも秋を楽しむ人々の気持ちと、秋の情緒が伝わってくる。

■葛飾北斎 【流水に鴨図】
絹本着色 一幅 
縦130cm×横47cm 
大英博物館
齢八十八との印あり。
流水に紅葉の落葉を配した図を龍田川と言いう。桜の吉野と共に古くから和歌に詠まれ「龍田川の 錦なりけり」の歌で有名な紅葉の名所を意味する約束ごととなった名称である。鴨の青首と紅葉の赤が美しい。鯉図から表現を追及した水面が墨色で表現され、水面に透ける様子もまた秀逸である。

アップし忘れてた><ごめんなさいTT
遅くなってごめんなさい。。


■伊藤若冲 【紅葉小禽図】 「動植綵絵」筆 絹本著色  
一幅 
142.2×79.6
宮内庁蔵

本図は、「動植綵絵」三十幅のうちの一幅である。真っ赤に紅葉した楓の葉が一様に正面向きに描かれており、艶やかな秋の様相が表されている。

■【楓蒔絵色紙箱】 
一個
26.0×24.6×6.8 
東京国立博物館蔵

蒔絵とは漆で文様を描き、金、銀、スズなどの粉末を固着させ磨いたものである。本作では黒地に金の楓の葉がよく映え、美しく豪華に仕上がっている。

■【色絵蜘蛛巣紅葉文変形皿】
一個 
3.9×12.5〜17.2×6.2〜9.8
伊万里市蔵
 
本作での紅葉は、中心を緑、その周りを黄色、端と葉脈を赤で描かれ、藍色の背景に映えて艶やかである。蜘蛛の巣は、墨弾きによる白抜き線で表されているが、他に類を見ないほど繊細な線である。裏は唐花唐草文を、高台には七宝繋ぎ文を施している。表も裏も、当時の技術の高さを示す優れた作品であり、類例がない。蜘蛛の巣に絡めとられた紅葉という題材で散りゆく紅葉、そして秋から冬へと移ろいゆく季節を表している。

■【色絵竜田川文皿】  
一個
MOA美術館

竜田川とは、奈良県北西部を流れている川のことで、古くより紅葉の名所として知られている。通常、流水に紅葉を散らした文様を「竜田川」と呼ぶ。この意匠が流行したのは、竜田川に紅葉の流れるさまを描いた屏風絵を見て詠んだ、在原業平の「千早ぶる神代もきかず竜田川、からくれないに水くくるとは」の歌によってである。

■楓葉散蒔絵香合 
一個
永青文庫

香合とは香料を入れて置く蓋付きの器である。漆器、陶磁器、金属、蒔絵などで作られ、茶人の間で愛用された。本作は蒔絵である。深い被蓋造に仕立て、蓋の側面を彫って手掛けとし、銀製菊花型の紐金具を打ったいかにも洒落た形の小箱である。ここで箱の表面を覆っている一枚一枚の葉は、金、青金、そしてやや赤みがかった金の三種類の粉による平蒔絵で描かれており、地面に散り敷いた楓の葉の、賑やかでいてどこか淋しい秋の雰囲気をよく表している。一見単調ながら、実はなかなかに趣向の凝らされた作品ということができよう。


■【紅葉鹿柄鏡】 
一個
東京国立博物館

日本では奈良の春日大社の神鹿など鹿への信仰心は古くからある。その角はかつて不老長寿の霊薬とされ今でも漢方薬の一つとして使われ続けている。鹿紅葉の図は、「奥山に紅葉ふみわけなく鹿の声きくときぞ秋はかなしき」の歌にちなんだ文様で、秋に牝鹿を呼ぶ牡鹿の声は詩歌に多く詠まれている。また、鹿には紅葉鳥という異称もあり、紅葉と鹿をモチーフとする芸術作品も多い。
キムちゃんすごい!!!!
この方が分かりやすいね◎
ありがとうーー!

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