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『ノルウェイの森』を読み返す人コミュの好きな文章はありますか。

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はじめまして。
下手な日本語でも村上春樹さんの本について話し合いたくて
今日から参加させて頂きました。

さて、皆さんの好きな文章は何でしょうか。

私は”わたなべ”と”ながさわ”が初めて会ったそのシーン
の中でわたなべがThe Great Gatsbyを三回読んだと言ったら

Well, any friend of Gatsby is a freind of mine.

と言ったこの文章です。
(すみません。日本語原作の文章が分かりません)

とにかくその本を読んだ人は俺と友達になれるよという
感じでナガサワが話した言葉ですが、これが一番最高だと思います。
正直に春樹さんの小説は最高の文章でいっぱいですので
ベストを選ぶのはあんまり意味ないかもしれないですけど、
とにかく私はこのシーンのこの文章がなぜか凄くRomanticだと思います。

皆さんは特にどんな文章が好きでしょうか。 
なんか同じ春樹さんのファンでも韓国人と日本人と
ほかの国の人の好きなところが少し違うようですので
ぜひ聞かせてください!^^

コメント(113)

自分が弱っているとき

「肩の力を抜けば、体が軽くなることくらい、私にもわかっているわよ。
そんなこと言ってもらったって、何の役にもたたないのよ。
ねぇ、いい?
もし私が今、肩の力を抜いたら、私バラバラになっちゃうのよ。
私は昔からこういう風にしか生きてこなかったし、今でもそういう風にしてしか
生きていけないのよ。
一度力を抜いたら、もう元にはもどれないのよ。
私はバラバラになって、どこかに吹き飛ばされてしまうのよ」

これが、あまりに的確で・・・・
現在は吹き飛ばされ、再形成された感じですが 笑
ほんと
じぶんにどうじょうするな

やなぁ
直子が死んでしまったときに、レイコさんがワタナベくん宛てに書いた手紙の中の

  それは雨ふりのように誰にもとめることのできないことなのだ

っていう文がある意味、すごく納得してしまって、読んだ当初から、
いまも、変わらず、ずっと、こころに残ってます。
『これほど生命力を失った男にもきちんと髭だけは生えてくるんだなと僕は思った。』

『まるで特殊な果汁を頭から浴びたような鮮やかな赤だった。〜彼女は本当に本当に特別な女性だったのだ。』
「ねぇワタナベくん、私のこと好き?」
「もちろん」
「じゃあ私のおねがいをふたつ聞いてくれる?」
「みっつ聞くよ」

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑そらまめさんの最高デスぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)
私も大好きですわーい(嬉しい顔)
「世界中の森の木が全部倒れるくらい素晴らしいよ。」

「春の熊」のくだりは有名ですけど、僕はこっちのほうが直接的で好きです。
ミドリの台詞。

「じゃあ私、革命なんて信じないわ。私は愛情しか信じないわ」

元カノみたいだ。
またこんな娘と出会いたいな。
みなさんのコメントを読んでたら読みたくなってきました。

    ★


「直子は僕の事を愛してすらいなかったからだ」

 最近村上春樹論集成の一冊を読みました。その本の著者は、上記のように書いてあるが、直子はワタナベ君を愛していたのだと断言していました。
 真相は僕には分かりませんが、僕が感動したのはノルウェイの森はあくまでもワタナベ君の主観で描かれた一人称の小説であって、ワタナベ君が勘違いしていた可能性もあるのだ、という事を、村上春樹は分かった上で書いているのではないか、っていうところなんです。説明が下手くそでごめんなさい。
 
 村上春樹と小説というものの深さについて、最近すごく感動していて、この一文の事をよく考えます。
私は、 静かで平和で孤独な日曜日 という所が好きです。

静かで、平和である日曜日は本当にすばらしいことであると思います。それなのに、次に来る「孤独」と言う単語で、全く違う意味を持った日曜日になってしまっているような気がします。

孤独とは、孤独では無いことを知っているから生まれる感情であり、ワタナベが直子がいなことで生じてしまった、特殊な日曜日を過ごしていることが私には伝わりました。

私も、静かで平和で孤独な日曜日を過ごしています。

いつか来る、静かで平和な日曜日を待ちわびています。


どの箇所を読んでも、素晴らしいけど、
最近読み返して、改めてすごいなぁと思ったのは、


「僕はいつもTVの野球中継をつけて、それをみているふりをしていた。
そして僕とTVのあいだに横たわる茫漠とした空間をふたつに区切り、その区切られた空間をまたふたつに区切った。
そして何度も何度もそれをつづけ、最後には手のひらにのるくらいの小さな空間を作りあげた。」

です。
どうしてこんな素晴らしいんだろう。
泣きたくなってくる。

あともうひとつ。ずっとずっと大好きな箇所。

「変じゃないよ。レイコさんのかわりに僕が抱きしめてあげたいと思うだけで」
すみません、
今本が手元になく&文章が長いので詳細は書けないのですが、
渡辺君がハツミさんの事をメキシコの町で思い出し、
夕日によって何もかもが真っ赤に染められたその中で号泣するシーン、
その描写がトテモ好きです。

あの部分を読むと毎回泣いてしまい、
そして、春樹さん自身が実際に体験されたことなんじゃないかなぁ・・・
なんて漠然と妄想したりしています。
永沢さんの「時の洗礼を受けてない本を読む価値なんてない」
多少語句が違うかもしれませんが、この前後の「僕」とのやりとりは自分と近い考え方だったので印象的でした。

ベタであれですが「みっつ聞くよ」で。

いつか絶対使おうと思いつつ僕に直子は現れず…。
僕も『静かで平和で孤独な日曜日』です。

日曜日に自分が暇なとき、よく思い出します*
「僕は今どこにいるのだ?」に続く文章が象徴的で好きです。きっと世界ってそんなもん。
こんにちは。私は最初の、


あれほど大事そうに見えたものは、彼女やそのときの僕や僕の世界は、みんなどこに行ってしまったんだろう、


が好きです。


何かを無くした、ではなく「行ってしまった」という表現に衝撃を受けました。

また、大事だったものって時間が経つと、大事……そうに見えたもの、になってしまうのかと考えさせられた記憶があります。

私は直子の


「見舞いになんて殆んど来やしないわよ。
そのことで私たち喧嘩したんだから、あとで。
はじめに一度来て、それからあなたと二人できて、それっきりよ。
ひどいでしょ?
最初に来たときだってなんだかそわそわそわそわして、十分くらいで帰っていったわ。
オレンジ持ってきてね、ぶつぶつわけのわからないこと言って、それからオレンジむいて食べさせてくれて、またぶつぶつわけのわからないこと言って、ぷいって帰っちゃったの。
俺本当に病院って弱いんだとかなんとか言ってね」


って言葉が好きです。

長く書いてしまいましたがたらーっ(汗)

直子が語った数少ないキズキとのエピソードで、キズキの性格がよく表れていて、この部分を読むと、自殺したキズキの気持ちを何となく感じる事が出来て、切なくて、でも何だか好きです。

キズキはきっと直子よりも現実を受け入れられる事が出来なかったんだろうなって。
みなさんが選ぶ文章、私も大好きです目がハート

飲食店の表現も、「食べさせてくれる」店っていう表現いいですよね。

好きな文章は緑との会話で『春の熊くらい好きだよ』ってくだりと、緑の『私の求めているのは単なるわがままなの。完璧なわがまま』って所かな。春の熊は気持ちがほんわかして温かくなるし、私もたまにイチゴのショートケーキを投げたくなる事があるから(笑)。
皆様はじめまして。

読むたびに好きな文章が変わりますが、最近読んだ中ではっとしたフレーズは、

「ある種の人々にとって愛というのはすごくささやかな、あるいは下らないところから始まるのよ。そこからじゃないと始らないのよ」

って、ところです。火事のエピソードからの引用です。
やはりわたしは
みどりの言葉が好きです、

“でも人と人が愛し合うって素敵なことだと思わない?
娘に向かってお前らが変わりに死にゃ良かったんだなんて
言えるくらい奥さんを愛せるなんて?”


“まあ、いいわ、とにかくここで
しばらく成り行きを眺めながら唄でも唄っていましょうよ

まずくなってきたらまたその時に考えればいいもの”


火事のとき、物干し場でギターを弾き歌うみどりと
ビールを飲みながらそれを聴くぼく

お気に入りの場面です
セリフではないですが、第十一章の最初の書きだしの部分です。

「第十一章
 直子が死んでしまったあとでも、レイコさんは僕に何度も手紙を書いてきて、それは僕のせいではないし、・・・」

前章の最後で直子が回復に向かっているという手紙が来てたし、やっぱりみんな幸せになって欲しかったから、このの書き出しはショックでした。僕も高校生でしたし。純粋でした(笑)。

読んでいて、最初からみんながハッピーエンドなんて雰囲気はありませんでしたが、それでも直子にもハツミさんにも死なないで欲しかったです。好きなところというよりも頭から離れないところです。

・・・好きっていうのと違うかなあ。みなさんの話とズレてたらごめんね。
「彼女はとても簡潔に質素に暮らしており、友達も殆どいないようだった」

直子の生活を描写した一文です。

友達がいないというのはともかく、「簡潔に質素に暮らす」というのはすごくいいなあと思うのです。

「ノルウェイ」ではありませんが「ダンス・ダンス・ダンス」だったと思うのですが「簡潔に丁寧に歯を磨いた」とか、「あり合わせの物でどれだけ(料理を)作れるかだよ」「簡単な夕食を作って食べ」というのがあり、春樹氏自身の生活態度が表れているのかなあと。

とかくごちゃごちゃしがちな私たちの生活。
あるべき物だけがある、そういう簡素な生活をしたいと、村上春樹の文章を読むと思うんです。
直子の書いた遺書

服はレイコさんにあげてください。

が直子がレイコさんに対する感謝や本当の信頼があり、レイコさんには自分の存在を忘れて欲しくない!

という気持ちが伝わってきましたね。
「ねえ、どうしてあなたそういう人ばかり好きになるの?私たちみんなどこかねじまがって、よじれて、うまく泳げなくて、どんどん沈んでいく人間なのよ。」

そういうことあるなあって思った。
はじめまして☆

いきなりの書き込み失礼いたします。
細かい部分は小説と若干語彙が違っていますが、

永沢さんの
「自分に同情するのは下劣な人間のする事だ」
直子の
「肩の力を抜いたら私はバラバラになってしまう」
緑の
「私たちだって同じようなことしかやってないんだもん」
ハツミさんの
「システムなんてどうでもいいわよ!」
ワタナベくんの
「僕らはそこから何かを学び取るしか出来ないし、そうして学び取った何かも次にやって来る大きな悲しみの前では何の役にも立たないのだ」

などが僕は大好きです。

ノルウェイはそれぞれのキャラクターが、我々一人一人の人間の多面体の中の一側面を切り取って強調したような確立のされ方をしているように感じます☆

現在、原作を普及のために友人に貸し出し中なのですが、日本の現状を見れば見るほど、無性に読みたくなります。
はじめましてぴかぴか(新しい)

私は緑の
『そんな下らない傘なんかもってないで両手でもっとしっかり抱いてよ』

ってとが好きですほっとした顔

緑の質問に対するワタナベくんの返答は全部好きですハート
口調が優しくて、私の大好きな人に似てる…ほっとした顔ハート達(複数ハート)
「私はもう終わってしまった人間なのよ。あなたの目の前にいるのはかつての私自身の残存記憶にすぎないのよ。私自身の中にあったいちばん大事なものはもうとっくの昔に死んでしまっていて、私はただその記憶に従って行動しているにすぎないのよ。」

この小説に出会った20代前半の頃は人生とは今後得るものがどんどん増えてくるのだろう、そう信じていた。しかしレイコさんの年齢に近づいてきて人生とは得るものより失うものの方が多いことに気付いてしまった。

自分の心を殺したことのある人、その結果何かを諦めざるを得なかった経験をしてきた今だからこそこのレイコさんの言葉は胸に浸みます。


あとハツミさんの「システムなんかどうでもいいわよ!」は昔から好きな場面です。

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