ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ホーム > コミュニティ > 趣味 > 宝塚が好き!(Gay Only) > トピック一覧 > 「カンパニー」「BADDY」

宝塚が好き!(Gay Only)コミュの「カンパニー」「BADDY」

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コミュ内全体

観劇日2月24日(土)11:00開演 B席 2階10列90番

今回の月組公演は今までの宝塚とは一風も二風も変わっている。芝居は、伊吹有喜原作・石田昌也脚色演出「カンパニー」。舞台は現代の日本、トップの珠城りょう演じる青柳誠二は、製薬会社のサラリーマン、彼がバレエ「カンパニー」に出向させれられ、「白鳥の湖」の舞台を成功に導くと言う話。

バレエ、と言えば山岸凉子の「アラベスク」の昔から少女漫画の定番、だから少女漫画ぽいかと思うと全然違う。

トップ娘役の愛希れいかが演じるのはバレエダンサー高崎美波、彼女はバレエだけでは食べていけなくて、コンビニでアルバイトをしている。日本にはバレエ団は多いが、踊りだけで食べている人はほんの一握り、たいていはアルバイトをしている。トップ娘役にコンビニの制服を着せるとは、思いもよらなかった。。

今度上演するバレエ「白鳥の湖」の為に、世界的なプリンシパル高野悠(美弥るりか)をウィーンから招聘する。彼は日本に着いて、ホテルに滞在するが、そのホテルの部屋に女が来て、部屋に無理矢理入ってしまう。彼女を追い出した所をパパラッチに撮られ、週刊誌にすっぱ抜かれる。週刊誌にやられたのだ。いかにもありそうな話である。

また、その製薬会社は女性マラソンランナーを「広告塔」にしているが、彼女が妊娠していまい、オリンピックを目指す、どころでは無くなってしまう。会社の幹部は激怒して、マラソンランナーを契約打ち切り、彼女のトレーナーも監督不行届きでカンパニーに飛ばされる。飛ばされるだけで済んだだけでも良かったと思わなくちゃ。

しかし、リアルなのは道具立てだけ、あとはお決まりの成功物語。主役が、「努力、情熱、仲間」によって成功を収め、ヒロインと結ばれる。なるほど、宝塚らしい話ではないか。それに、笑いを誘う箇所もいくつかある。例えば、急にウィーンに帰った高野悠を青柳が呼び戻しに行くシーン、高野が飛行機代は会社持ちかと問えば、青柳が自腹です、答えるところ、とか。

指揮は寺嶋昌夫、以前「こうもり」を振った人だ。実際にチャイコフスキーの音楽を引用しているから、この人を呼んだのか、なかなかいい音楽を聴かせてくれる。しかし、肝腎のバレエ音楽はほとんどが録音。チャイコフスキーのバレエ音楽はこのオケの得意とする所だと思うのだが。

バレエのシーンもあるが、ほんの少し。ちょっと物足りないが、たっぷりやっては時間が足りないし、宝塚の生徒にあの32回まわる所は勿論、本格的なバレエを求めるのは酷だろう。

今回のショーは上田久美子の作演出。彼女がショーを書くのは今回が初めてだとか。プログラムに「ようわからん」ショーだと彼女は書いているが、どうしてどうして、とてもわかりやすいショーである。それは、今まで見てきたショーは、なんのストーリーもなくただ歌と踊りが続く。しかし、今回ははっきりした筋書きがある。その筋書きの中に、プロローグ・中詰め・ロケット・デユエット・パレードが組み込まれているのだ。

それにしても上田久美子は思い切った事をやった。こんな企画が良く通ったとほとほと感心した。世界統一され、戦争も犯罪もなくなった”地球”の首都TAKARAZUKA-CITYに、月から大悪党BADDY(珠城りょう)がくわえ煙草でやってくる。地球は全大陸禁煙。迎え撃つのは、女捜査官GOODY(愛希れいか)。見ていると、悪の総元締めBADDYを応援したくなる。

一見、トンデモなように見えて、結構深刻なテーマを持っている。特に近頃、潔癖主義というか無菌室で生きているような世界になってきている。「TVから喫煙シーンが駆逐されたように,舞台でもタバコを吸えなくなる日が来るでしょう。今のうちに、失われ行く悪と自由の挽歌を歌ってみたい。」上田久美子がプログラムに書いている。もう、舞台でもタバコを吸えなくなりつつある。去年見た加藤健一の舞台では、タバコを吸うシーンがあるが、なにもここまで、と言いたいほど、くどい言い訳をしている。今の日本は、清潔主義が行きすぎて免疫力がなくなっていっているところがある。だから、東南アジアに旅行すると、すぐ腹をこわしたり、なんでもないウイルス・細菌にやられたりしている。

指揮は、井上博文、結構若い、調べてみると、四季で振っていた人だそうだ。オケが活躍するのは嬉しいが、音が大きすぎて割れている。また、f・ffの連続なので単調になってくる。もっとも、これは音響技術の問題であるが。

このショー、今まで見てきた宝塚のショー・レビューの中で一番面白かった。出演者の中で一番印象に残ったのは美弥るりかである。この人、中性的な魅力を持っていてそれが最大限に生かされている。「カンバニー」では、男性トップダンサー、でも、体力的に王子を全幕踊るのは無理、だから新解釈の悪魔を踊る。この悪魔が、魅力的で、王子を誘惑するシーンがある。「BADDY」では、男性とのキスシーンがある。それがとても色っぽい。

今回の公演は芝居・ショーともに大変意欲的だ。しかし、きちんと「宝塚の芝居・ショー」になっている。観客の期待を裏切っていない。つまり「約束」はちゃんと守っていているのだ。このように恒に新しいものを求める姿勢、これが宝塚歌劇が100年以上続いてきた秘訣であろう。「カンパニー」の中でも言っているが、歌舞伎でも原作を漫画に求めるような時代なのだから。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

宝塚が好き!(Gay Only) 更新情報

宝塚が好き!(Gay Only)のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。