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日記一覧

 今年のイタリア映画祭はほぼパスに近かったが、フランス映画祭2015はいくつかチケットを取ってみた。その中で公開未定作品の一つがこれ。『ヴェルヌイユ家の結婚狂騒曲』 フランスで大ヒットしたコメディというだけあり、随所にユーモアが散りばめられてい

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『ターナー、光に愛を求めて』 画家ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーの半生を追った人間ドラマ。モデルとなったターナー自身や演じたティモシー・スポールへの関心も鑑賞動機の一つだが、何よりマイク・リー監督というのが決め手。マイク・リーとい

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『グローリー / 明日への行進』 デヴィッド・オイェロウォ、デヴィッド・オイェロウォ、デヴィッド・オイェロウォ、と三回続けてスラスラ読めたら大したもの。(笑)偉人をモデルにした映画は山ほどあるが、意外や意外キング牧師を真正面から描いた映画はな

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『ローリング』
2015年06月23日00:58

 突然行くことになったお葬式。母がいけないというので代理でいきなり指名されてしまった。おかげで休みの予定が大幅に狂った。(涙)まあ、こればかりは仕方ないですな。 セレモニーホールから火葬場へ向かう途中で、茅葺屋根の家屋がチラリ…。何かと思っ

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『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』 人気絶頂の中、若くして亡くなるミュージシャンたちがいる。ジミー・ヘンドリックス、ブライアン・ジョーンズ、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン等…もしもその後生きながらえていたら…と思わずにいられない。

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『約束の地』
2015年06月17日23:48

『約束の地』 一般公開としては本邦初公開というアルゼンチンの鬼才リサンドロ・アロンソ監督の長編5作目。カンヌで国際批評家連盟賞を受賞したために日本公開が実現したのか。主演ヴィゴ・モーテンセンがプロデューサーも務めるが、幻想的シーンや長回しに

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『最後の1本 ペニス博物館の珍コレクション』 ペニス博物館を描いたドキュメンタリーというから、てっきり熱海の秘宝館みたいなヤツかと思っていたら、想像以上に真面目なものだった。(笑) 火山の国アイスランドにある世界ただ一つのペニス博物館の館主

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『海街diary』
2015年06月15日01:57

『海街diary』 ずるいよ。 綾瀬はるか・ 長澤まさみ・ 夏帆・広瀬すず…と、こんな美人四姉妹を並べたら、何の工夫もいらなくなるじゃないか。(笑)吉田秋生の原作コミックの映画化というが、あまり縛られないで映画化されたとも聞く。舞台が鎌倉で、古く良

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『わたしに会うまでの1600キロ』 どん底でもがき苦しむ底なし沼から這い上がるには自分と向き合う旅が必要だった。 たった一人で1600キロに及ぶパシフィック・クレスト・トレイル(PCT)を約3か月かけて歩いたシェリル・ストレイドの自叙伝『WILD』の映画化

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『トゥモローランド』
2015年06月11日01:48

『トゥモローランド』 現在のように近未来SFがことごとくディストピアで彩られる前の未来像はこうだった。でも、実際に21世紀になってみると、そんなユートピアのような未来は絵空事だと気づかされる。昔々に手塚治虫が描いたような未来世界に影響を受けたも

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『ハンガーゲーム FINAL:レジスタンス』 FINALと題して人気シリーズもいよいよ大詰め。本作が名優フィリップ・シーモア・ホフマンの遺作とあっては気合が入る。しかし、終わらないのね。…って原題を見たらPart 1だって。 冒頭にこれまでの簡単なあらすじ

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『マッドマックス 怒りのデス・ロード』  水や石油の資源が枯渇しても、アドレナリンがあるじゃないか。(笑)人気シリーズ『マッドマックス/サンダードーム』から30年近くたっての大復活。冒頭からラストまでの全力疾走(暴走?)は待ちに待ったファンの溜

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『エレファント・ソング』 実に戯曲原作らしい映画。飛ぶ鳥を落とす勢いのグザヴィエ・ドランをして「(主人公の)マイケルは僕のための役」と熱望したのはなるほど頷ける。親の愛を求めても親からの愛に満足に得られなかった青年は、自身と重なり合う部分が

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『Song of the Sea 〜海の歌』 2015年東京アニメアワードフィルムフェスティバルでグランプリを受賞。今年のアカデミー賞長編アニメーション部門にもノミネートされたアイルランドの作品。このアイルランド出身のトム・ムーア監督は以前にもケルトをテーマに

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『タンジェリン』
2015年06月05日00:57

 今年のEUフィルムデーズはパスしようかとも考えたけど、この映画が好評なのが伝わってきたのでリピート上映に足を運んでみた。今年の外国語映画賞にノミネートされたエストニア=ジョージア合作の映画。『タンジェリン』 基本的には4人のアンサンブル劇。1

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カリコレ2015で先行上映作品『WHO AM I – KEIN SYSTEM IST SICHER(原題)』 つい最近のニュースでもネットに重要な情報が流れたと問題になっているが、いまや犯罪は目に見えにくくなっている。新たな防護対策をとってもイタチごっこ…。 ジャッキー

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『涙するまで、生きる』
2015年06月03日02:31

『涙するまで、生きる』 「進むも地獄、退くも地獄」とはこのことか。しかし、地獄であっても生きなければならない。 アルジェリア戦争を題材にしたアルベール・カミュの『客』(短編集 『追放と王国』に収録)を原案とした映画。不条理な戦争の中でも生へ

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渋谷BUNKAMURA
2015年06月02日00:44

「ボッティチェリとルネサンス -フィレンツェの富と美-」展 銀行の英語はbank。それの元になっているイタリア語がbanco。これは両替商の机(台)を意味するんだそうな。へぇ〜、なるほどね。イタリアのロックバンドでBanco del Mutuo Soccorsoというの

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『あん』
2015年06月01日02:41

『あん』 どちらを主人公にして描きたかったのだろう。直後の感想はこれかも。 ワケあり店長・千太郎の作るどら焼きに一味加える<餡作り名人>の徳江。唐突な出会いながら、いつしか<本物の味>は垣根を超える。 ドリアン助川の同名小説を、河瀬直美がメ

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