前回に引き続き、公開された「Office Professional 2013 プレビュー」を個別にながめてみたいと思います。今回は、WordとExcelに焦点を絞りお届けします。

タブレット用の閲覧機能が追加された「Word 2013プレビュー」

まずはWord 2013プレビューについてです。特徴的なのは、タブレット向けの閲覧機能が追加された点です。「閲覧モード」と呼ばれる新たなモードでは見開きぶんのページがウィンドウ全体に表示され、タッチ操作でページを切り替えられます。

図1 文章の編集を行う「印刷レイアウト」の画面。ステータスバーから「閲覧モード」のアイコンをクリックします

図2 閲覧モードの画面。左右のボタンでページを切り替えられます。リボンは表示されず、左上のメニューからレイアウトやページの色を変更可能です

閲覧モードでは、画像やグラフ、動画などをクリックすることで拡大表示できます。これは「オブジェクトズーム」と呼ばれる機能で、タブレットなどの小さいな画面でも画像やグラフなどをハッキリ見ることができます。

図3 オブジェクトズーム機能によって、細かくてよくわからない箇所もバッチリ確認可能です

さらに、Word 2013プレビューでは文書に動画を組み込めるようになりました。Office Professional 2013 プレビューではネット画像の検索&挿入が可能ですが、Word 2013プレビューとPower Point 2013プレビューでは、動画の検索&挿入も可能です。

図4 「挿入」タブから「オンラインビデオ」をクリック。検索したい動画のキーワードまたは、埋め込みコードを入力します

図5 キーワード検索を行なった場合、検索結果がサムネイルで表示されます。使いたい動画を選び、「挿入」をクリックします

図6 文書にネットの動画が貼り付けられます。画像や図形と同様、レイアウトオプションの設定が可能です

図7 再生ボタンをクリックすると、動画を視聴できます。文書に記録されるのは動画へのリンク情報なので、文書のファイルサイズが大きくなることはありません